ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

壁シリーズ2

2006年08月19日 | 芸術


壁はキャンヴァスだ、と思う人は世の中にもたくさん
いる。
その結果、壁は落書きされる。
中には、「グラフィティアート」などと呼ばれて認知
された人もいるが(キースヘリングやバスキア)、街
の印象がすさんでくるので、やめた方がいい。
キャンヴァスより公共を。
それに、殆どは犬のマーキングと同じだし。
マーキングより公共を。

公共と言えば、よく子供向けの絵を始めから描いてあ
る壁や、堤防などがある。
あれもどうなんだろう。
アンパンマンの絵を喜ぶ子供は多いだろうが、世の中
子供だけではない。
どうも、日本のその手のものは子供に合わせる傾向が
ある。
幼稚な印象を受けるものが多い。
あまりにアニメ的な。

そのアニメも最近は世界的に認知され、止まるところ
を知らぬ勢いだ。
これからますますアニメ的な絵が、公共の場所に登場
することになるとしたら、個人的には勘弁してほしい。
公共的なものは、もっとデザイン的に優れた、大人の
感覚のものが日本にはほしい、と常々感じている。

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