ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

映画談義

2010年02月09日 | 映画


昨日の続き。
そして、いつものように映画の話となった。

「アバター見たよ」(私)
「えっ、見たんですか!でどうでした?」(Y)
「長い、しかも全然面白くない」(私)
「僕も見たんですよ、当然3Dですよね」(Y)
「いや、2D、でもあれが3Dになったところ
で面白くなるわけがないよ、別に立体的に
なったところで、元々シミュレーションを
楽しみにきてるわけではないんだから、飽
くまでも映画を見に来てるんだからね」(私)
「確かに、3Dで見ても、気持ち悪いだけで
面白くないことに変わりはなかったです、本
当ディズニーと同じですよ」(Y)
「CG技術の優れた緻密なテレビゲームって
とこだろう」(私)
「技術は凄い、唯それだけです」(Y)
「でも、こういう見世物的映画というのは、
間違いなく多くの人が望むものでもあるし、
一つの映画の典型しかも成功例ということ
でもあるわけだ」(私)
「でも、本物のようなCGで作られた<美し
い自然>を称して美しい映像というのには
抵抗ありますね」(Y)
「美しいということになっている類型的な
<美しい自然>ね」(私)
「映画の美しさは、そんな類型的なもので
はなく、ふと視線を逸らした先にある、例
えばストローブ=ユイレに登場するなんで
もないような山や空、石垣の美しさなんで
すよ」(Y)
「小津やエリック・ロメール、ホウ.シャ
オシェンにも通じる世界だね」(私)
「もう、あんなの映画じゃないですよ」(Y)
「以前、映画を殺すと言ったのはそういう
意味よ」(私)

と、Yもアバターに関しては、同じように
感じてるようであった。

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