ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

千から万

2008年06月03日 | Weblog


日本代表、3-0の快勝であったが気になったことが
いくつか。
中村が出られないときに、果たして攻撃の形が作れる
のか。
オシムのときは、誰が出ても、基本的な形というもの
が見えて、チームとしてのコンセンサスを感じること
ができた。
全体の動きがダイナミックで、スピードを伴った攻撃
が小気味良かった。
最後の詰めは個人能力なので同じようなものだが、そ
こに至るまでの過程が見てても楽しかったのだ。
まあ、岡ちゃんもまだ三ヶ月だし、それで比較されて
もという部分はあるだろう。
昨日の試合は、ディフェンスが安定していて、やられ
る感じはしなかったが(ジーコの時よりは進歩してい
る)、攻撃は、中村頼みの面が強く、中村が押さえら
れたらどうなるのだろうという不安は拭えない。
試合が膠着した時、一発のカウンターでやられる危険
性を感じてしまう。
相変わらず、無駄なイエローカードを貰ったり、アウェ
イでは楽勝とはいかないのでは。

ところで「せんとくん」だが、対抗キャラクターの「ま
んとくん」が発表された。
千に対して万か。
見た目の第一印象は「カウボーイ」だったが、これは
人それぞれいろいろなんだと思う。
少なくとも「せんとくん」のような「変」な感じは受
けない、どこにでもありそうな普通のキャラクターで
あった。
個人的には、全く良いとは思わないが、これは元々キャ
ラクターが好きではないという理由による。
一般的に受ければ良いのだから、それは自ずと結果が
出て判ることだろう。
そもそも、全員が好きなキャラクターなんてありえな
いんだから、優先することは、嫌悪感を抱かせないと
いうことである。
その点で「せんとくん」は失格であったのだ。

作者の持ち味がが「せんとくん」のセンスであること
は以前触れたが、感じるのは芸術的というよりは工芸
的なセンスだ。
もし、あれが、例えば「根付」なんかにあったらそれ
はなかなか良いものであると思う。
作者の名前が全面に押し出されるものより、ひっそり
と、良く見ると変なものがそこに、というのが一番似
合っているような気がする。
作者にとっては不本意だろうが。
それに、芸大の教授としての矜持がそれを許さないか。
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