ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

GAS

2008年06月04日 | Weblog


先月末、夜のガソリンスタンドに長蛇の列、そう言え
ばまた値上がりかとその時気付いたが、並んでまで入
れる気もおきなくスルーしたが、後で考えたら、自分
の車のガソリンは、もう少しでエンプティーという状
態だった、少々後悔。
それにしても、止まるところを知らない値上がり様だ。
大手石油資本と、アラブの産出国と、ロシアの石油マ
フィア(このイメージなので)だけがぼろ儲けの今の
状況って、どう考えてもおかしい。
方や、その日の食べ物がない人々がいる。
目端の利く人間でないと良い暮らしが出来ないという
のは、今に始まったことではないが、世の中程度とい
うものがあるだろうに。
昔だったら、革命の一つも起こるところだろう。
これも、不満のガス抜きとなる娯楽が巧妙に仕掛けら
れているからなのか。
資本主義の世の中は、個人の欲望を際限なく掬い取る。
そして、知らず知らずに不満も分散或いは解消してい
く。
本当、良く出来たシステムである。

と、ついついこんなことを考えてしまうような今の状
況だ。
そんなことより、今目の前のガソリンはどうするのか
ということになる訳だが、ここまで来ると、流石に、
あまり乗る気にはならなくなる。
なるべく自転車で済むところは自転車で。
遠くの移動は電車を使う。
近場は歩く。
自然と、そういう方向に向かう。
この状況は、これはこれで結構なことでもある。
無駄なエネルギーを使わないで済むのだから。
全員が、これを機会に、そういう生活スタイルを定着さ
せれば良いのだ。
そうすれば、世の中大きく変わるのではないだろうか。
と思うが、喉もと過ぎればなんとやらの世界だし、こ
れも夢物語というしかないか。

そして、釈然としない思いを抱えながら、「セルフ」で
とりあえず20リッター入れる自分がいる。
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