ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

蕎麦屋のタイプ

2019年11月07日 | 食べ物


蕎麦屋には洗練タイプとそうじゃないタイプの二つがある。洗練タイプは、脱サラした主人が始めるパターンが多い。店は余計なものを置かない、飽くまでもシンプルが基本。内装は、土壁や珪藻土などを使った自然素材中心。BGMはジャズか無し。そしてメニュー。セイロ(盛り)中心で、後は田舎や変わりそばがあるくらい。そしてまずは塩で食べて、などと言うところもある。ご飯ものは無い。つまみに玉子焼きやカモ焼があるところは日本酒にも力を入れている。天ぷらは基本どこにもある(個人的にはそばが美味しいところにはいらない)。セイロの値段は800円以上。大体二八でキレのあるタイプが多く味も良い。薬味は本わさびに細く切ったネギ。

一方そうじゃないタイプは、店にはポスターやらカレンダー、色紙メニューなどが乱雑に貼ってある。内装は所謂民芸調が多い。メニューは盛りそばから始まって山菜そば、丼物に親子丼なども。盛の値段は650円くらい。そば自体はそこで打ってるところが多い。タイプは大方もっそりしていてキレがない。そば粉は地物であってもあまり美味くはない(但し素朴なタイプが好きな人は問題ない)。

と大体こんなところ。なのだが、昨日、そうじゃないタイプにも関わらず、塩でと言われ更に本わさびといういやにアンバランスな店で二八と十割を食べた。例外は常にあるということです。
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