紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

雲の表情~その2

2018-03-31 06:00:00 | 写真

                               <H17年9月道写協小樽支部モデル撮影会・モエレ沼公園イサムノグチのオブジェ 秋口特有の流れ雲が美しい>

 

 

北海道も3月下旬になって暖かい日が続き、あっという間に雪解けが進みました。上旬までは路肩の雪が優に1~2mは超えていましたが、今日、29日現在では殆どゼロです。ただし日陰や小路では未だ相当残っています。例年であれば、我が家でも車庫前や花壇のある横小路に残った雪をツルハシやスコップで雪割りをするのですが、今年は一度もせずに溶けてしまいました。花壇には水仙やチューリップの芽が出てきて、後2~3週間もすれば花盛りになりそうです。

この暖かさで、持病の腰痛も影を潜めましたが、本格的な春はもう少し先ですので、前回に続き、手持ちの在庫写真から「雲の表情」を掲載します。

 


H13年10月撮影 立川市昭和記念公園 羊雲と糸を引いたようなクモが綺麗でした。

 


H13年11月 立川市錦町の官舎2Fから 15mmの魚眼レンズを使っています。

 


H13年7月青海埠頭公園 この日羽田発着の飛行機を撮るべく、公園で待機中、一転空が渦巻き状の雲でおおわれ、急に暗くなったものの20分ほどで、元に戻った。

 


H26年9月銭函ドリームビーチ(海岸愛護写真コンクール2015 奨励賞「誰もいない海の家」) シーズンオフで人影がない中カラフルな建物が目立った。カメラを向けていると、雲の割れ目から日が差し、不思議な光景となった。

 


上の画像の数分前であるが日が差していない。ただ雲は不思議な模様を描いていた。その後、これらの海の家は違法建築(単年度更新に反する)と言うことで、全棟取り払われた。二度と見られないのが残念。

 


同じ頃、急変する雲の隙間から日が差したり、陰ったり、その都度不思議な光景を作り出した。手前の車は、青緑色のカローラ。

 


H24年5月 五稜郭公園の桜を撮りに写友と行ったときに遭遇した光景。当初は、下の画像の通り、雲行きが怪しい、ひょっとして雨になるのかな、程度に思っていました。ところが10分もしないうちに、みるみる怪しい形になり、周辺が暗くなってきました。何か起こりそうな気配でしたが、やがて元の青空に戻りました。

 


最初はこのような感じで、雨でも降りそうだな~程度に思っていました。

 


H22年2月 小樽市祝津展望台から撮影 後方から雪雲が流れて石狩湾覆い、湾の中が吹雪き状態になりましたが、雲の割れ間から強い日差しが射して、日和山灯台と鰊御殿を一瞬浮かび上がらせました。3分もしないうちに周辺は再び吹雪に見舞われてしまいました。

 


H17年7月 上と同じく祝津の展望台で撮影 先の画像は展望台から増毛連邦方面に向けて撮ったものですが、今回は対岸の積丹半島に落ちる夕日を狙っていたところ、日没後、海も雲も真っ赤に焼けました。なおこの日もう1台のカメラで太陽の軌跡を撮影してました。

<参考>

同じ日に、カメラ2台で撮影した画像の内の1枚。いわゆる太陽の棒撮りと呼ばれるものです。ポジフィルムで、多重露光(2回)をします。1回目は約1時間半の長時間露光です。でもこのままでは露出オーバーになります。そこでND400という、殆ど光を通さないフィルターを装着して、シャッターを切ります。太陽が海に落ちてから2度目のシャッターを切りますが、この時は露出はオートにします。ただ夕焼けを強調するために、オレンジ色のフィルターを装着します。そして出来上がった画像が上の画像です。失敗も多いので、その時は時間と労力が無駄になってしまいます。
なお二枚の画像で赤みが微妙に違うのは、フィルターの違い、撮影時間の違い、使用したポジフィルムの違い、スキャンした機器の違いなどに因ります。

 


H18年5月撮影 積丹町余別トンネル出口 かつてここは積丹夕日の眺望地点の標識が道路脇にあったのですが、土地の所有者が札幌のマリンスポーツ関係者で、進入禁止のバリケードをしてしまったので、今は撮影が出来なくなりました。川原に降りれば別ですが…
肝心の画像ですが、主役は雲ではなく夕陽です。でもこのような綺麗な夕陽はバックに薄雲がなければ実現しません。と言うわけでこの雲は、名脇役と言えます。

 


H24年8月撮影(H24年高岡美術館「二三雲」フォトコンテスト優秀賞) 自宅の屋上から水天宮、メルヘン交差点、海陽亭をパノラマ撮影(CASIOのコンパクトデジタルカメラ) 秋口に見られる流れるような雲。

 


H26年8月撮影 小樽メルヘン広場にある洋菓子店「ルタオ」です。実際このような雲が出ていたわけではありませんが…、撮ったコンパクトデジタルカメラ(PENTAX WG-Ⅲ)のモニターに画像を呼び出して、デジタルフィルターの「ハイコントラスト」を2度繰り返すと、あら不思議な画像に…

<参考 もと画像>

イメージががらりと変わるものですね。

 


H24年5月撮影 美瑛町北瑛の丘展望台(H24年公共建築の日フォトコンテスト佳作)撮った画像をフォトショップでHDR加工したもの。 
<審査員講評>建築物をシルエットで表現し、空とのコントラストの対比を上手に表している作品。シルエット感を残しつつ、もう少しだけ明るくすることで、建築のディテールが見え、より良い作品となったと思う。

 


H26年10月撮影 自宅屋上から 笠雲のようなそうでないような…

 


標題に使用した画像ですが、もと画像はネガカラーでしたが、あえてモノクロで表現しております。空き特有の筋雲がまるで刷毛のように美しく、なにかのフォトコンテストに応募したいと思っておりました。中央の女性が二人になった折の画像を小樽写真市展に応募したのですが、推薦はとれず、特選止まりでした。

<参考>

H19年9月小樽写真市展・自由の部「特選」

 

 

 

 

 

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