紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

さようなら裕次郎記念館

2017-09-05 06:00:00 | 日記

                              <今年2月の「小樽雪あかりの路」に参加 そのときのオブジェがこれ、中央の3体の雪だるま、う~んよく似ている>

 

8月31日をもって、小樽港マリーナの「石原裕次郎記念館」が閉館しました。昭和の大スター石原裕次郎ゆかりの品々を展示し、1991年にオープンした同館が、来館者の減少と施設の老朽化を理由に、25年余で閉館しました。最終日の31日には開館前から数百人の列ができ、閉館の午後6時には、妻のまき子さんや西部警察の面々が来館、ファンと名残を惜しみました(下記新聞記事)。

閉館の話を聞いて、昨年の9月29日に久しぶりに訪れてみました。詳細は2016.10.12付け当ブログ「裕次郎記念館が来年8月で閉館に…」を見ていただくとして、初めて訪れた平成8年当時と、展示内容はほとんど変わっていませんでした。10月12日付のブログにも感想を述べましたが、これでは小樽市民はリピーターにはなりませんね。石原プロワールドが企画実施した施設は、これ以外に、隣接の大型商業施設WingBayに『西部警察』(H11.4開業、2年で閉鎖)、また小樽運河そばに『面白撮影館』(H24.4開業、同年9月閉館)を設置するもののいずれも早々に撤退。う~ん、マーケティングがなっていない…そんな感じがします。

ともあれ、閉館が決まると、各種のお別れイベントが小樽市内で催されました。それらを含めて取り上げてみたいと思います。

☆裕次郎と小樽の関係
周知のように石原裕次郎は昭和9年に神戸市に生まれ、山下汽船に勤める父親の転勤(初代小樽支店長)に伴って3歳から9歳(昭和12~18年)までの幼年期を小樽で過ごしました。この間小樽市稲穂(国民)小学校に通学し、昭和18年父親の転勤に伴い、逗子市に転居しました。小樽で過ごした幼少期の思い入れが強かったのか、この地に記念館が建てられました。


記念館正面に立つヨットの帆を模したメモリアル

 


閉館当日、別れを惜しむファンが大勢詰めかけた。(H29.8.31道新夕刊)

 

☆市立小樽文学館企画展『石原慎太郎と裕次郎展』(H29.8.5~9.10)
写真やポスター、小学校時代の絵日記など、ほかフィルム原版などが展示されています。


 


左上の4F建てビル(小樽運河そば)は、山下汽船小樽支店で、初代支店長として父石原潔が勤務していた。同ビルは現在中華料理店「好(ハオ)」として営業中です。

 


当文学館には、小樽ゆかりの有名人のフィギュアが数多く展示されていますが、その中から裕次郎の分だけが別個に飾られていました。

 


ポスターに使われた写真と原版のネガが展示されています。

 


石原慎太郎原作の裕次郎主演映画のポスター(カラーポスター)

 

☆JR小樽駅と石原裕次郎
小樽駅4番ホームは、別名『裕次郎ホーム』として市民に親しまれています。かつてテレビドラマの撮影でこのホームに降り立ったことから裕次郎ホームの愛称がつけられました。8月24日から9月3日まで『裕次郎メモリアルルーム』の展示が行われました。


4番ホームには、等身大のポスターが常設されていて、右手に旧駅事務室が二部屋あって、そこに展示されています。

 


8月24日の新聞に掲載されました。

 


主演映画のポスターとビデオテープが展示されています。

 


壁一面にポスターが貼られている。

 


見学者が自由に記念写真を撮れるように、小樽運河をバックに等身大のパネルが設置されている。

 


JR南小樽駅にもポスターが展示されていました。

 

☆石原裕次郎記念館と関連施設
裕次郎記念館は、国道5号線東小樽トンネル手前から海岸線に出て、手宮方面にぬける「縦貫道」の小樽築港駅付近に位置します。海側は小樽マリーナ、山側は大型商業施設WingBayがあります。WingBayに『西部警察』が、札樽道から続く「臨港線」(道道17号線)の小樽運河付近に『面白撮影館』ができたことは、前にも触れました。いずれも短命に終わりましたが…。当時の画像を含めて紹介します。

 


WingBayの前身であるマイカル小樽が平成11年にオープンするとほぼ同時にできた石原プロワールド・西部警察。スタッフの格好よさに惹かれつどつど撮りに行きました。入ったことはありませんが…。

 


当時はポジフィルムで撮影。いい色が出ています。

 


2年も持たずに、閉館となりました。正面奥に「さようなら西部警察」の文字が見えます。子供が立つ床に文字と数字が書かれていますが、壊した車両4000台、使用したダイナマイト300トン等…

 


こちらは平成24年にオープンした石原プロワールド・面白撮影館、この建物は直前までオルゴールで有名な「海鳴楼」が使っていました。現在はニトリのステンドグラス美術館になっています。

 


オープン当時話題になりました。内部は撮影が自由でした。孫達を連れて行ったこともあります。

 


こんなオブジェもありました。

 


昨年9月に裕次郎記念館を訪れた際に撮影。正面ホールには西部警察で使われた車両がずらりと並んでいます。

 


手前の異星人は、面白撮影館で使われていました。

 


パチンコにも使われていたんですね。

 


今年2月の「小樽雪あかりの路」に参加、マリーナ会場としてオブジェを制作。

 

 

 

 

 

 

 

 

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