先日お客様のお宅へお迎えに上がったのは、30年前にウチで火葬させていただいた、ワンちゃんの遺骨でした。
聞けば、今まで何度も納骨してあげなきゃとは思ったけど、どうしても近くに置いておきたい。という気持ちの方が勝ってしまって、気が付けば30年も経ってしまって・・・と飼い主様。
見れば銀色の覆い袋が、長い年月のうちに紫外線に当たって、煮しめ色に。
でもご自宅で大切にされていた様子は、見ればわかります。
じつは、この度引っ越しすることになって、このタイミングしかないと思って、電話をしたの。可哀そうなことをしたのかな?
との問いに、良く決断されました。今後は私達がしっかりお守りしますから。と車を出しました。
バックミラーを見ると、ずーと手を振ってくださっていました。
なかなか手放せないご遺骨、しかし何かのタイミングで、ご自宅の遺骨をお預かりするケース、今後も増えていくと思います。