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No621『若き日の信長』~運命を背負った信長の悲哀~

同じ信長を市川雷蔵が演じ、森一生監督が撮ると また違ってくる。(59年) 冒頭こそ、子どもたちをしたがえ サトイモの葉っぱの真ん中をくりぬいて髷にさし 帽子のようにかぶって、馬に乗り登場する豪快さ。 眉毛も太くて、つりあげたメイク。 でも、 大国今川義元と、美濃の斎藤道三に囲まれた 小国、尾張の殿に生まれた悲運。 まわりから、うつけものと馬鹿にされても むしろ、それをよしとし、はねかえす強さと . . . 本文を読む
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No620『織田信長』~明朗快活な千恵蔵の信長~

時代劇が好きで、 昨晩、京都映画祭で『川中島合戦』(衣笠貞之助監督、41年)を観て 恥ずかしいことに日本史はさっぱりうつけもので 上杉謙信と武田信玄の戦いもよく知らず、 いまひとつ話に入り込めなかった。 それでも、林に木洩れ日が平行に差し込んでいる美しさや 薄暗い中を、人が、馬が、黙々と歩いていく光景は美しく とにかくすごい数の馬で圧倒された。 月形龍之介が、敵に寝返って情報を伝えに行く。 しか . . . 本文を読む
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No619-2京都映画祭『竜馬暗殺』原田芳雄さん語る~その2

「いいロケセットに出会うかどうかが幸運の分かれ目」で、 いいロケセットだと中に入ると、そこからインスパイアされるものがある。 本作でも、都内にいいロケッセットが見つかった。(醤油の蔵?) 東京で撮った分と、京都で撮った分とがあり、 屋根の上とか、墓、後半は京都。 撮影所でのセット撮影は、最後の斬られるシーンのみ。 中岡慎太郎は、竜馬にとって、 一番身近な親友でありながら、自分の命を狙う一番危険な . . . 本文を読む
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No619-1京都映画祭『竜馬暗殺』原田芳雄さん語る~その1

身構えると書けない、お尻に火がつくまで書き出せない、 映画ばかり観てると書けない、書くと観れない…、 なんだか悪循環の中でしばらく休んでしまいました。 相変わらず一息もつけない状態ですが、 まずは勢いのあるうちに。 水曜から始まった京都映画祭。 2年前のマキノ映画特集の時には年休とって馳せ参じたのですが、 今年はそうもいかず、ぼちぼちというところ。 今日は、原田芳雄さんがゲストで ジーパン姿でか . . . 本文を読む
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