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弾き語りの尽きない魅力~心踊り、胸にしみいるひととき~

やっぱり好きだなあと惚れ惚れした。
先月初めて弾き語りを聴いたannさん。
前回、彼女の奏でるピアノの音や歌声が、歌の礫(つぶて)だと思ったのは、
間違ってないって思った。
(前回の感想

annさんのピアノが鳴り響き、歌が始まるなり
場内はannさんの世界に染まる。

annさんがかき鳴らすピアノの和音は、
ひとつひとつが力強く、パワフルに迫ってくる。
伸びのある、どこまでも届きそうな歌声とあわさり、
魂のこもった礫となって、心の泉に投げ入れられる。
その波紋はどこまでも広がり、消えることのない余韻を残す。

annさんが奏でる音も声も、本当に表情豊かで、
音符が笑ったり、泣いたり、怒ったりしてる。

曲の合間のちょっとしたトークもストレートで、
かざらない言葉がすてきで、心にまっすぐ飛び込んでくる。

同じ女性だからというわけでもないと思うけれど、
annさんが紡いだ調べに耳をすませているうちに
いつしか、私は、
私自身の心の内側をみつめているような気持ちになった。

annさんが歌にのせた悲しみは、私の悲しみになり、
喜びは私の喜びに、
いっしょに泣きそうになったりもする。

私の中の、いろんな感情が引き出されて、
いつしか私は自分と向き合っている。

最後から2つめの、恋をしたちょっと浮き浮きした曲では、
赤いじゅうたんみたいな、赤いもうせんを、ドレスのように巻きつけた女の子が
くるくる嬉しそうにステップを踏んで踊っているような気がした。
最後の曲では、
崖の上に立っていて、
足元には、荒れくるう波が音をたてて打ち寄せているような気がした。
あるいは、
静かな風がそよぐ草原の緑の草だったり、
それはもう、いろんなイメージが、
頭の中を去来する。

annさんが奏でる音符は、色とりどりの、豊かな表情に染められていながら、
全部、annさんの世界を伝え、わたしはちょっぴり染められる。

本当に心躍り、心にしみる、幸せなひとときでした。

11月25日。梅田alwaysにて。

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