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「薬指の標本」小川洋子~現実から隠されたような場所~

図書館で、タイトルに魅かれて、借りてみた。 弟子丸氏という名前を見て、読んだことがあると思い出した。でも、内容は覚えていなかった。2編の短編から成り、1994年、小川洋子さんの初期の作品。 「薬指の標本」たゆたうようなお話。 思い出の品を標本にしてほしいとやってくる人々の受付や手伝いをする事務員として雇われた「わたし」。 弟子丸氏は、経営者であり、標本技術士。 小川さんの小説の舞台は、い . . . 本文を読む
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