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No955-3ホセ・ルイス・ゲリン監督の余韻…

『シルビアのいる街で』のいろんな音も大好きだけれど、哀調を帯びた、弦の音楽も、印象に残っている。音と音楽の混じり具合が、ちょうどいい塩梅で、ゆったりと音楽に身を浸しながら、足音、路面電車の音、荷物を運ぶ台車の音といった、いろんな街の音の響きに耳をすまし、味わう。そもそも音楽が用いられるのもほんのわずか。監督のつくりあげた音が、観客の意識を導いていく。 『ベルタのモチーフ』でも、シューベルトの「さ . . . 本文を読む
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