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No954『綱渡り』『こんなに暗い夜』~暗いけれど忘れられない怖さ~

小学生の男の子が、傘をもって歩く。海辺で、砂浜に線をひく。波打ち際にそってまっすぐ。その上を、まるで綱渡りのように、歩く。少年の白いシャツ、黒いズボン、傘。カメラは俯瞰となり、少年の影が砂の上に映り、白い波が線を消していく。このラストショットがなんとも詩的で美しく、忘れがたい。思えば、子どものころ、歩道と車道の境の線の上を歩いたり、1本の線の上をはみださないように歩くのは、ひとつの遊びとしておもし . . . 本文を読む
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