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映画の帰り道での出来事~みかん~

土曜の夜、『アントキノイノチ』という映画を観ての帰り道、温かい心と空腹のお腹を抱え自転車で夜道を急いでいた。自宅のそばまで近づいた頃、ちょうど自転車をひっぱって団地の下り坂から出てきた中年女性二人が大きな声で何か言っているのが聞こえた。よく見ると、足元にみかんがいっぱいころがっていた。自転車で二人乗りしようとしたが、みかんをポリ袋で2つもぶらさげていてその1つが、落ちてしまったようだった。 自転 . . . 本文を読む
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No863-2『アントキノイノチ』~遺品整理業という仕事~

今日、本屋で『アントキノイノチ』(幻冬舎文庫)の最後の部分を少し立ち読みした。瀬々敬久監督があとがきを書いていて、真摯に向き合う姿勢を感じた。 小説だと、ついくどくなりがちな二人が過去を打ち明ける会話部分も映画では、ナレーションでうまく省略。回想シーンとして、カットバックして描き、二人の会話は核心部分だけにしているところがうまい。遺品整理業という仕事が本当にあることにあらためて驚く。映画ではクー . . . 本文を読む
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No864『ミッション:8ミニッツ』~繰り返しの妙~

冒頭、シカゴの街の俯瞰撮影で始まり、カメラが湖の上を滑るように進むと列車の中。タイトルロールの間ずっと街を写すのは、その街で生きる一人ひとりの命がテーマにもつながるから。目覚めると、陸軍パイロットだったスティーヴンスはなぜか教師ショーンになっていて、目前には、ショーンの恋人らしき美人クリスティーナが座っている。 8分後には、その列車は爆破され乗客は全員死亡する運命にある。スティーヴンスは犠牲者の . . . 本文を読む
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