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No3 ヒッチハイク 溺れる箱舟

監督は、横井健二。 怖い、怖い映画。 破綻寸前の夫婦が ヒッチハイクしていた男を 車に乗せる。 その男が、実は、猟銃を隠し持った、 狂人だった。 夫婦二人をやたら、車で連れまわす恐怖のドライブ。 関わる人間には、容赦なく猟銃をぶっぱなす。 その無軌道ぶりと、 ねちねちと、夫婦をいびるいやらしさに、 なんて野郎だと、正直、腹が立った。 演じる小沢和義の、すわりきった目。へらへらした口元。 さめき . . . 本文を読む
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No2 白いカラス

原題は「人間の染み」(The Human Stain)。 観終わった後、雪がしんしんと静かに降り続けているような 深い悲しみに包まれた映画。 アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマンの 眼の奥に隠された悲しみの深さ、 人生の寂しさが漂ってくる。 差別発言で教職を追われた、 元大学教授コールマン・シルク(アンソニー・ホプキンス)。 暴力をふるう元夫に今もつきまとわれ 脅えながら、大学の掃除婦 . . . 本文を読む
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No1 「犬と歩けば チロリとタムラ」

恋人に振られて、路頭を迷う青年が捨て犬を拾う。 偶然知った、セラピードッグ養成学校のドアを叩く。 そこから、青年の人生がゆっくり、開き始める。 もちろん、この青年が主人公なのだが、 この犬を贈られた恋人の家族ドラマが 最大のみどころ。 恋人には、ひきこもりの妹がいて、 ドア一枚を隔てて二人が向き合い、言葉をぶつけあうシーン。 二人の切ない、苦しさでこらえきれない表情を アップで交互にとらえ . . . 本文を読む
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パラパラ映画手帖とは

 パラパラ映画手帖とは、 暑い日に、窓から入ってくる涼しい風、 寒い日にのお日様のぬくもりのように、ほわっと、人の気持ちをいやしてくれる映画だよりです。  映画は、そもそも、絵が動くものとして始まりました。パラパラ漫画もその一つです。  ノートの端っこに落書きした、パラパラ漫画をめくるように、堅苦しくなく、気軽にパラパラ読めて、パラパラ心地よくなる。 そんな、映画の魅力を、コンパクトにまとめて、エ . . . 本文を読む
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