アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

東京での会議を終えて

2008-07-25 11:06:20 | インポート
アイヌ奨学金キリスト教協力会の委員会のために暑い東京へ行って昨夜に帰って来ました。

委員会ではハプニングやら課題が多く山積みされましたが、最終的には希望の持てるよき話し合いとなりました。
協力会メンバーである聖公会や教団教育委員会、そしてNCCとの関係の結びなおしも急務です。
しばらく過去の資料を探して確認し、各団体にお伝えするという宿題に没頭します。
会合には、NCCから3名、被差別少数者の会(京都)から1名、そして北海教区からわたしを加えて3名が集まりました。
そこで、な、なんと偶然なことに、わたしの次男のクラスメイトのお母さんが来られているではありませんか。先日も独立学園の父母会でお会いしたばかり。このような繋がりはうれしいですね。

会合を終えて、NCC教育部にご挨拶に行き、お世話になった皆さんと再会。
夜は高校の同窓生とお会いし、美味しく一杯。
翌日は農村伝道神学校へ向かい、君島校長としばしお話をしました。
夜は念願のレラ・チセへ。中野に移ってからは初めて行きました。
何鉢かのアイヌ料理を美味しく頂きながら、BGMで聞こえる音楽に反応して「OKIとKILLAのコラボだね~」のひと言から話が深まり、楽しくお話させていただきました。
中野には沖縄の人たちも多く住んでいて、毎年11月には沖縄とアイヌ民族が一緒になって大きなイヴェント(祭)が開催されているようです。中野駅のロータリーでみんなで輪になって踊るそうですよ。近くなったら情報を得て、また紹介しましょう。



東京八重洲にあるアイヌ文化交流センターにも行って来ました。
小さな部屋でしたが図書資料なども多くあり、館内で展示ビデオを観る事も出来ました。
1933年の二風谷に在住していたマンロー博士(ドクター)が録画した旧いビデオを一本見せてもらいました。ああいった資料をわたしたちのところでも備えておきたいですね~。
欲しいです。(マンローさんのことはほんの少し以前に書きました。06年11月15日のブログ参照)

それと、毎年行われる東京イチャルパの会場となる芝公園にも行ってみました。
今年も8月10日にイチャルパが行われるとのこと。
詳しくは関連案内ブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/sakura-ive

たまたま、レラ・チセで「人類館?封印された扉」という本に目がとまり、こんな本が出てるんだな、と感心したのですが、読売新聞の23日の記事に関連のことが報じられていました。劇を見たいですね。本は注文しました。(人類館に関しては07年10月2日のブログ日誌参照 読売新聞記事は http://u-ko-usaraye.cocolog-nifty.com/)


芝公園の浄土宗増上寺。この敷地内に「開拓使仮学校付属北海道土人教育所」があったのです。

今回も止まらずよく動いた数日でした。もうしばらく動いてしまいそう・・・
今日は別用でこれから旭川に行くので、川村カ子トアイヌ記念館にも寄って、夏の留萌での行事を話し合ってきます。

そうそう・・
たまに飛行機乗るっていいですね。はるか下にミニカーのような車が走っていたり、模型のような家々が並んでいたり、
豊かな自然を別の視点から見るのは楽しいですね。思わず窓にべったりとくっついて見ていました。
わたしと同じように楽しそうに窓にしがみついていた小学生がいました。この楽しさはオトナにはわからないのだろうか・・・


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