アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

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お知らせ

2009-07-30 17:04:44 | インポート
本日、7月30日(木)22:00~22:43
NHK総合テレビにて「タビうた」夏川りみ&秋川雅史
上富良野、美瑛、旭川を訪れ、雄大な自然に包まれて熱唱♪が放送されます。

先日、川村カ子トアイヌ記念館に寄った時に、マレウレウの皆さんがおめかししていたので、どうしたのかを伺うと、夏川りみさんが今まで来ていたとのこと(6/25 blog参照)。
今晩、放送ですね~。忘れるところでしたが、wakkaさんが教えてくださいました。感謝。


ついでに、明日の7月31日(金)は、留萌 ニューポートにて、N'DANAライブ!

出演:木村優斗、山北紀彦、三田健司
場所:ニューポート(北海道留萌市開運町1丁目5-43)
時間:OPEN 18:30  START 19:00
料金:前売 2,000円  当日 2,500円(両日共 1drink付)
(問):0164-42-0916(ニューポート)

彼らは、トンコリ奏者OKIのコンサートにセッションしていたのを以前に聞いて感動しました。
ドラムの音がいいですね。「土の上」という曲が大好きです。
せっかく留萌に来られるので行きたいのですが、時間があるだろうか・・・

そういえば、OKIとマレウレウは8月6日に東京渋谷でコンサートの後、札幌でもいつだったかコンサートを行なうと言っていたのですが、いつだろう・・・。ライジングサンってのもわたしが行くには場違いのような感じもするし(高額だし・・・)。


オビラシベ川


カナダ政府による元寄宿舎学校生徒への謝罪の経過について

2009-07-30 14:42:04 | インポート
政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)の第10回目が29日に開催され、政策提言をまとめた報告書を河村建夫官房長官に提出したというニュースが流れました。わたしの前任地である姫路時代の90代の教会員の方からもニュースを見ましたよと電話を頂きました。全国的に大々的に報道されたかと思います。各新聞社も取り扱っています。
以下、色を変えて北海道新聞07/29 15:47の記事を引用します。

アイヌ政策新法を 文化復興、国に責任 有識者懇報告書
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)は29日午後、首相官邸で最終となる第10回会合を開き、政策提言をまとめた報告書を河村建夫官房長官に提出した。報告を受けて政府は秋にも、後継の審議機関を設け、政策の具体化を目指す。
 報告書では「国には先住民族であるアイヌの文化の復興に配慮すべき強い責任がある」と明記。根拠となる歴史的経緯について「国の政策として近代化を進めた結果、アイヌの文化に深刻な打撃を与えた」と説明した。
 教育・生活支援や、民族共生の象徴となる教育・研究・展示施設などの提言を具体化するため、「国の姿勢と覚悟を法律で示すこと」が大きな意義を持つとして、立法措置を求めている。
 国会などへの特別議席については「憲法の規定等に抵触すると考えられる」とした。一方、ほかの政治参画の可能性は「中長期的な検討課題」とし、検討に向けアイヌ民族側に「総意をまとめる体制づくりが求められる」とした。
 「アイヌ民族の日(仮称)」を制定し、全国的に期間を集中して国民の理解を深める広報活動や行事を行うことも提言している。
 
報告書は42ページで、うち17ページを使いアイヌ民族の歴史を紹介。こうした民族の歴史や文化についての学習が教育機関で十分に実施されていない現状を指摘し、国民理解を促進するため、学習指導要領の改定を含めた対応を求めた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/179835.html



思った通り、本文はどこも未掲載。「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」のURLにもまだUPされていません。
一般のわたしたちはいつになったらそれを読むことが出来るのでしょう。

「国の政策として近代化を進めた結果、アイヌの文化に深刻な打撃を与えた」と、国の責任を明記したこと、「国の姿勢と覚悟を法律で示すこと」が大きな意義をもつとして立法措置を求めていることが書かれているようでよかったです。
さらに、(北海道新聞07/30 07:32) では、この報告書を受けて以下のことが書かれていました。

政府は8月中にも、内閣官房にアイヌ民族政策を統括する窓口機関を設置する方針を固めた。提言の具体化に向けた動きを本格化させる。
新設する窓口機関は内閣官房アイヌ政策推進室などの職員を中心に十数人でスタート。必要に応じて増員する。現在のアイヌ民族政策は国土交通省や文部科学省など複数の省庁が所管しており、報告書も「国として政策全般を見渡せていない」として、統括窓口の設置を強く求めていた。
 同じく報告書で提言された、懇談会の後継となる新たな審議機関は、政府が秋にも発足させる方針。当面は、アイヌ民族への全国的な生活・教育支援策の前提となる道外の実態調査の方法や、民族共生の象徴となる教育・研究・展示施設整備などを審議する。審議機関は複数のアイヌ民族や有識者で構成される見込み。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/179924.html


政府が窓口機関と審議機関を設置すると名言したことが記されています。
審議機関には複数のアイヌ民族も含まれる、と。
これによって、深く広くアイヌ民族の追いやられてきた状況の調査と中長期を含む立法措置の審議が保障されることを望みます。
是非とも、「真実と和解委員会」のようなものも作り、癒しを含んだ調査をすることを希望します。



小さくもぎゃーぎゃーと威嚇をするエゾリス


25日に日帰りで静内に行き、少数民族懇談会主催の「アイヌ民族文化交流会」に参加させて頂きました。パネラーの野元弘幸さん(首都大学東京准教授)、植木哲也さん(苫小牧駒澤大学教授)、広瀬健一郎さん(鹿児島純心女子大学准教授)のお話は、どれも興味津々の内容でおひとり20分は短すぎましたね。どれも2時間聞きたかったほど。

特に、広瀬さんのお話「政府の先住民族の存在を認めるということについて~カナダ政府による元寄宿舎学校生徒への謝罪への経過について」は今後こちらでも早急に調べなおして情報をUPしたいと思います。

広瀬さんによると、カナダ政府は1991年に王立先住民族委員会を設置。当委員会の議長は共同議長としてファーストネーションズ議会全国議長のジョージ・エラスムスさんとケベック州高等裁判所判事のレネ・デュソーさん。ほか5名の委員の肩書きの中で先住民族と思われる人が2名含まれています。
委員会は5年の間、様々な調査を行ないます。その中のひとつとしてヒアリングを96箇所で172日間開催。そのうち、先住民族1623名、非先住民族444名。
また、調査報告書を300本作成し、1996年に最終勧告にいたったとのこと。
最終勧告の中には、被害を受けた個人だけではなく、そのこどもを送り出した家族を含むコミュニティーも傷つけられたということ、それらすべてを癒す必要があることなども明記されています(1.10.1号)。

1997年には、先住民族諸団体とカナダ政府が王立先住民族委員会最終答申への対応を協議。
1998年カナダ政府が元寄宿舎学校生徒に公式謝罪を行ない、政府による先住民族政策の「誤り」を認め、「後悔の念」を表明します。そして、政策プラン『力をあわせて一カナダ先住民行動計画』を政府が発表。
その後も、動きはとまりません。2000年には、インディアン寄宿舎学校問題解決庁を設置。
2003年同庁は「インディアン寄宿舎学校問題解決国家フレームワーク」、翌年2004年には「インディアン寄宿舎学校先住民族作業コーカス」を設置。そして2006年、政府は先住民族諸国体、関係宗教団体等との間で「インディアン寄宿舎学校問題解決協定」を最終合意。2007年 10月16日、カナダ総督、連邦議会の開会に際し、「カナダ総督施政方針演説」において、カナダ首相による元寄宿舎学校生徒への謝罪と、「インディアン寄宿舎学校問題解決協定書」が定める「真実解明・和解委員会」の設置の用意がある旨、表明。
2008年6月1日、カナダ政府は「真実解明・和解委員会」を設置。
2008年 6月10目、カナダ首相、元寄宿舎学校生徒に対し、公式謝罪。

以上、広瀬さんの報告を興味深く伺い、メモしたものをわたし流に紹介させて頂きました。
カナダでは真実を追究し続け、新たなことが解明されるたびに謝罪が行なわれているのですね。日本も見習うべきだと思います。
近く、カナダ合同教会のウイットマー宣教師にこれらの報告書の実物の翻訳と紹介をお願いしようと思います。



有識者懇の報告書全文が明らかになった?

2009-07-23 10:10:43 | インポート
共同通信(2009/07/22 23:37)に、以下の記事が出ました!
23時ですから、他のニュースはこれからかと思いますが、内閣官房URLにもトピックスには出てきませんし(http://www.cas.go.jp/index.html)、「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」のURLにも、まだ「骨子」だけで全文は掲載されていません(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ainu/kaisai.html)。
以下、記事を引用します。

アイヌ新法の必要性明記 政府有識者懇の報告書案
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)の報告書案全文が22日、明らかになった。政府がアイヌ民族を対象に生活・教育支援などに取り組むとの「国の姿勢と覚悟を法律で示すことが大きな意義を持つ」と指摘し、新法制定の必要性を明記した。
 一方、政府は同日までにアイヌ政策の具体的な内容を審議する新たな機関を年度内にも設置し、2010年度にはアイヌを対象とした全国規模の生活実態調査を実施する方針を固めた。これまでは道内に限定されてきたアイヌの生活実態が初めて明らかになりそうだ。
 報告書案は29日の会合で正式決定され、同日、河村建夫官房長官に提出される。同案は、一般の国民より厳しい水準にある生活の向上施策の必要性を打ち出す一方、アイヌ語継承が極めて深刻な状況にあるなどと指摘。文化振興や伝承を担えるようにするための生活支援や、アイヌ語指導者の育成など、報告書が示している政策に直ちに取り組むことも求めている。
 アイヌの歴史や現状に対する理解が、一般の国民や企業のレベルで深められるべきだとも強調。一部の私立大がアイヌの優先入学枠を設けていることを例に挙げ、一般企業もアイヌの大学卒業生を積極的に受け入れるよう期待を示している。
 報告書案は約40ページで、半分近くを使い、アイヌの歴史などを説明。「国には先住民族であるアイヌの文化の復興に配慮すべき強い責任がある」と繰り返し強調している。
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072201001196.html


22日に明らかにされたとありますが、各メディアに明らかになったということなのでしょうね。それ以前はメディアも持っていなかった? 前回の有識者懇で提出された「全文」と違うところがあるの? など気になることが多々ありますので早く見たいですね。しかし、この分だと29日の会合で正式決定された後でないと公表はないかも・・・。だったらメディアが全文流してくれればいいのですね。どこか流してみんなが共有できるようにして下さい!

「アイヌ政策の具体的な内容を審議する新たな機関を年度内にも設置」することが明記されたとのことですが、これらを受けて政府は速やかにアイヌ民族を多数入れて審議機関をつくってほしいですね。
「新法制定の必要性を明記した」とありますが、具体性のある記述でしょうか。これも先の新機関に送るのでしょうか。
過去と現在の「アイヌ政策」に関する評価もきちんとされているのでしょうか。
「先住民族」アイヌの位置づけがきちんとなされているでしょうか。
保障に関しては?予算確保の促しは? などなど、少し考えただけでも確認したいことだらけです。早く手に入れてニサッタなどで知恵をあわせて評価したいと願います。あのニサッタで出した「提言」を今度は報告書をチェックする道具にします。賛同いただいた多くの方々にもその情報をいち早くお伝えできればと思います。



嵐山の新築チセ(笹葺きの家)

この数日の報告をします。17日(金)~18日(土)と学習会「ウコ キロロ コロ ウパカシヌ~互いにつよくなる 共におしえあう~」のボランティアに行って来ました。
マレーシアで民衆運動を行なっている講師によるワークショップをじっくりと記録させて頂きました。講師のジョハンさんとは歓迎パーティーの後半、じっくりとお話しすることが出来ました。的を射た質問も多々受け、ふだん頭では考えていたことを言葉化できて良かったと思います。彼らの活躍している現場も実際に見てみたいですね。彼らの活動の一端をDVD化して紹介している「グラスルーツ・ボイシス(民衆の声)」を購入したので後日、感想をUPしますね。急きょ通訳してくださったジェフさん、ありがとうございました。

19日(日)は道北地区の牧師たちの交換礼拝で士別の教会へ行き、夜は牧師会でキリスト教の「礼典・式文」に関する過激な?発題をして議論沸騰。その前に、せっかく名寄まで行くので少々足を伸ばして音威子府にある砂沢ビッキのアトリエへ。可愛らしい廃校した小学校を使ってビッキさんは工房にしておられたようですね。美術館もとてもいい感じでした。



ビッキさんの作品

20日(月)は旭川嵐山の新築されたチセにてアシリ・チセ・ノミ(新しいチセの祝いの儀式)に参加させて頂きました。結局、二日しか参加できなかったチセ作りでしたが、完成した姿を見て特別な思いがわきあがります。皆さんも大喜びで、歌あり踊りありの楽しいひと時でした。
22日(水)は過日、お尋ねした兵庫西宮公同教会の幼稚園教諭らの北海道研修と二風谷で合流し、またアイヌ民族関連の説明をさせて頂きました。
二風谷では二風谷ダムの前に建っている管理センターに行き、その中に設置されているダムの説明の部屋で資料をもらって見学しました。ダムが作られたことで沈んでしまった土地の地図も書かれていたのを見て、これらの中に萱野茂さんや貝沢正さんの土地が含まれていることをあらためて実感した次第です。
そう言えば、研修メンバーが宿泊した二風谷荘の居間に、昔から気になっていたアイヌ民族関連のビデオが多数あり、この度、それらをすべてお借りできました。DVDに焼き直す作業をしていますが、興味深いものだらけ。1989年に二風谷で開催された「世界先住民族会議」のビデオにはお若い頃の貝沢さんや萱野さんはもちろん、存じ上げている方々の青年時代の顔も・・・。しばらく楽しみながら作業を続けようと思います。



沙流川歴史館で展示されていた「木の葉あてパズル」

今日の夜は旭川にて道北地区集会実行委員会。テーマは環境についてですので、そのプログラムの中に、先日、二風谷に行った際に寄った沙流川歴史館の中に展示されていた「木の葉あてパズル」を真似て作って皆さんに紹介しようと考えています。このパズルは何種類かの木の葉の裏に木の名前を日本語とアイヌ語で記入してありました。ついでにアイヌ民族がその木をどのように用いていたかなども記せたらいいなと考えています。
24日(金)の明日はアイヌ奨学金関連事務で札幌。25日(土)は静内にて開催される少数者懇談会の学習会に参加してきます。


政府への要望書

2009-07-17 06:36:01 | インポート
アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会が29日に1年の審議をまとめた報告書を提出するのを前に高橋はるみ知事と道アイヌ協会の加藤忠理事長は15日、超党派の国会議員で作る「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」(世話人代表・今津寛衆院議員)に、アイヌを先住民族と認定する新たな立法措置などを報告書に盛り込むよう要望書を提出し、今津代表は「解散前に河村建夫官房長官に要望の趣旨を伝えたい」と述べたたというニュースが入りました。
「アイヌ有識者懇:立法措置で先住民族に認定を--知事ら要請」(毎日新聞 2009年7月16日 北海道朝刊)
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090716ddr041010005000c.html


有識者懇の報告書は先月の会合にて、その「素案」の審議がなされ、大枠が認められたというニュースも入っていました(毎日新聞 2009年6月30日 東京朝刊)。
が、その「素案」は骨子だけ公表されたのみで、詳しくは一般には知らされていません。ですから、意見・要望は「報告書」が出るまで言えません。やっぱりおかしいとおもうのですが。


ネットで調べていましたら、「しんぶん赤旗」2009年7月16日(木)には、こんな記事が。

アイヌ新法求める 紙氏参加 「共生」へ議連が決議
 超党派でつくる「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」は15日、国会内で会合を開き、アイヌ協会や北海道が求めるアイヌ新法制定などアイヌ施策の推進にむけた要望の実現を求める決議をあげました。
 同議連は、昨年3月に各党有志議員でつくられ、同6月の衆参両院の「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」の実現に役割を果たし、現在は衆参計47人の議員が参加しています。
 会合には北海道アイヌ協会の加藤忠理事長、高橋はるみ北海道知事が参加し、「国が主体となって総合的な施策を行う基本理念を明らかにした新規立法の実現を」(高橋氏)、「国としてアイヌの実態調査を行い、総合的な施策の実現にむすびつけてほしい」(加藤氏)と発言しました。
 日本共産党から参加した紙智子参院議員は「新規立法は国の責任を明確にするためにも内閣提出の法案として成立をめざすべきだ。議員の中でも、広い国民の間でもアイヌへの理解を広めることが必要だ」とのべました。
 各党の議員からは「立法措置はなんとしても実現を」(民主・鳩山由紀夫代表)、「八つの省庁に分かれている窓口をなんとかすべきだ」(新党大地・鈴木宗男衆院議員)など活発な発言が出されました。
 会合では、道とアイヌ協会から出された要望事項(別項参照)の実現へ、議連として力を尽くすことを決議、衆院解散前に官房長官に申し入れることを確認しました。
要望項目
○立法措置
 アイヌを日本の先住民族と認め、国の責任で総合的施策をすすめ、民族の共生の基本的理念に立ち、アイヌ政策を統括して推進する部門とアイヌ政策を継続的に審議する機関を設置することを盛り込んだ新たな法律を制定する
○早急に取り組む施策
 ・国民理解の促進
 ・民族共生の象徴となる施設の設置
 ・アイヌの実態の全国調査
 ・文化振興施策の充実
 ・道が行うアイヌ施策への支援
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-16/2009071614_01_1.html


今津ひろしさんのHPにも(http://hiroshi-i.net/main/cat6/)、福島みずほさんの「どきどき日記」にも写真付きで申し入れの報告がされています(たまたま見つけました)http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-1418.html

他の新聞では今のところ読売だけ。
「アイヌ新法制定など「決議」を国に提出」(2009年7月16日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20090716-OYT8T00695.htm




今年はくるみもよく見ます


今日は、夜から開催されるチ・カラ・ニサッタの学習会「ウコ キロロ コロ ウパカシヌ~互いにつよくなる 共におしえあう~」のボランティアを依頼されたので札幌に向かいます。ワークショップはわたしも参加したかったのですが、このたぐいは全日参加が条件であり、日曜日が使われますのであきらめてしまいます。今回も土曜夜まで受付・記録係でお手伝いのみとなりました。皆さんと出会えるだけでもうれしいので行ってきます。
日曜日は道北地区の交換講壇で士別教会の説教奉仕、その後は牧師たちの集いで名寄泊。
20日はそのまま南下して旭川嵐山のアシリ・チセ・ノミ(新しいチセを祝う儀式)に参加させて頂き、帰宅します。



たわわに実るさくらんぼ。季節ですね~


「呉鳳神話」廃棄運動

2009-07-09 13:10:27 | インポート
7日(月)は、さっぽろ自由学校「遊」の連続講演「「先住民族の権利に関する国連宣言」を読むⅡ」第三回講座が開催され、行って来ました。

台湾基督長老教会宣教師のディヴァン・スクルマンさんの台湾原住民族の権利回復運動やその成果についての話しで、大変、興味深く聞く事が出来ました。ご本人曰く、先月に帰国した際、関連する何冊もの本を購入して勉強されたとのこと。分かりやすく重要な部分を聞く事が出来ました。これをベースに全国で講演に行けるねと話しています。
台湾での原住民族の権利回復運動はキリスト教会の役割が大変おおきく、学ばされることが多くあります。彼女の話も教会関係で是非とも聞いてほしいです。講演依頼は当センターでも受け付けていますのでご連絡ください。

台湾の総人口は現在2300万人。その内の2.1%にあたる49万人が原住民族。今日、台湾政府が承認した「法定」原住民族は14民族。アミ、タイヤル、パイワン、ブヌン、プユマ、ルカイ、ツォウ、サイシャット、タウ(またはヤミ)、棹、カバラン、タロコ、サキザヤ、セディック。このセディックの認証が最新で08年4月。
各民族はそれぞれ独自の言語、文化、風俗、社会シツテムをもっており、継承を続けています。


この度のお話でいちばん印象にのこっているのが「呉鳳神話」廃棄運動。
日本の植民統治政策が原住民族を帰順させるためにでっち上げた(1910年)この物語を国民党政府も利用し(1940年)、台湾の小学校の教科書に載せたとのこと。そのことによって原住民族のイメージと文化が歪曲され、原住民族の尊厳を著しく傷つけたとし、廃棄運動が行なわれます。

「呉鳳神話」とは、どんな内容かというと、
呉鳳は嘉義阿里山で通事(漢民族とツォウ族の問を取り持つ専門的な仕事)をしていました。呉鳳は原住民に対して心優しく、人望が厚く、深い信頼を得ていました。原住民族 には首狩りをして神様に御祭りする風習がありました。呉鳳はこの悪い習慣を止めさせようと苦心していましたが、うまくいきませんでした。失望のあまり、呉鳳は原住民に明日の正午に赤い帽子をかぶり、 赤い服を着た人が白馬に乗って通るはずだから、その首を狩るようにと言いました。そしてツォウ族の人がその通りに首を狩って顔を見ると、何と自分たちが平素もっともも敬愛している呉鳳でした。呉鳳が自分の生命を投げ打って、原住民族の首狩りという悪習を戒めたことに感動した阿里山の原住民は、その後首狩りという風習を止め、呉鳳を神様として祭った、というもの。

「呉鳳神話」(ウーフォン神話)は台湾の誰もが知るようになりました。この物語によって原住民族は野蛮で遅れている人々で教化が必要だという印象を植え付けたのです。
ディヴァンさんは、この神話について、関連書が指摘した6つの問題点を紹介されました。

①呉鳳は神話にあるような情け深く誠実な人物ではなく、強情で競争心の強い、なかなか妥協しない小人物であった。
②呉鳳はツォウ族から敬愛されてはおらず、彼はあやまって殺されたわけではなく、殺意を抱かれて殺された。
③呉鳳は生前、紙の金にツォウ族の人物の名前を書いて燃やしていた。つまり、ツォウ族を仇敵を打とうとした。その返り討ちとして殺された。
④阿里山の市民は呉鳳の死に感銘を受けて首狩りをやめたのではない。同じ時期に伝染病がはやり、呉鳳の呪いと考え、それ以降、首狩をやめたにすぎない。
⑤原住民族が呉鳳のために神社を建立するなどありえない。そもそも先住民族には神社を建てるという観念ははじめからないし、財力もない。
⑥呉鳳の示した「赤い衣装」は、そもそもツォウ民族の衣装であり、彼らは決して仲間を襲うことはない。


「呉鳳神話」は、ディヴァンさんを含めた多くの原住民族のこども達にぬぐいさることができない影を落とした、と。野蛮で恩義知らずという観念を植え付け、さらに差別を助長させるものだった、と。
廃棄運動により、1988年に台湾政府は教科書から除くことを宣言したようです。

原住民族の権利回復運動は、原住民族の伝統的生活領域を取り戻すべく行なわれている「土地返還運動」、中国名で付けられる名前から正しい民族名を取り戻す「正名返還運動」、誘惑と脅迫によって無理やり性風俗産業に従事される原住民族の少女に対する「反娼妓運動」、国の暴力で原住民族居住区に核廃棄処理場をつくったことに抗議する「反核自己救済運動」など、多岐にわたって現在も取り組まれているとのこと。その運動で主導的に台湾基督長老教会の働きが多くあるとの刺激も与えられました。
わたしたちもならいたいと思います。




昨日(8日)は札幌から早朝に帰宅し、午前中に隣町の山奥の畑に行き、
雨の中、赤花豆の支柱立てをしました。今年こそはたわわに実ることを祈って。
収穫物はフリマなどで販売し、海外医療協力等に献金します。
隣に植えたかぼちゃは今年も熊や鹿の餌になるかも・・・。

真ん中に立っているのは、この数日、我が家に宿泊しているチャリヒロくん。ずぶ濡れになって畑仕事を手伝ってくれました。
彼は独立学園の59期生(今年卒業)で、自転車で2年かけて日本一周すると走っています。でも、札幌~留萌間は車に載せてもらったり、雨だと行動せず(留萌滞在も今日で5日目)、いったいこの先どうなることやら・・・。人懐っこくてかわいい子です。彼の旅行ブログは↓
http://charihiro.blog54.fc2.com/blog-entry-154.html


「申し入れ」

2009-07-09 10:57:35 | インポート
旭川の川村カ子トアイヌ記念館館長であり、旭川アイヌ協議会会長である川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんらが「アイヌ新法」の制定を政府に申し入れたニュース(北海道新聞06/26 07:11)を、6/29 blogにUPしました。
6日にキリスト教独立学園の修学旅行生と川村カ子トアイヌ記念館にてアイヌ民族研修を行なった際、川村さんからその申し入れ「決議並びに申し入れ」を頂きましたので、その最後の申し入れの部分をUPします。

(1)日本政府及び天皇は、アイヌモシリ植民地支配・同化政策の歴史的な責任を認め謝罪を行うこと。
(2)日本政府は、先住民族アイヌの生得の権利、とりわけ土地、領域、資源を奪ってきた賠償として 5兆円を支払うこと。また、アイヌ民族に対する強制移住、強制連行、さらに虐待・虐殺などの人権侵害についてアイヌ民族の関与する被害の調査の上、その歴史的責任に対して賠償を行うこと。
(3)アイヌ民族に対して、アイヌモシリの国有地・公有地と天然資源を返還し、漁業権・狩猟権・ 伐採権などの権利回復を行うこと。 いわゆる「北方領土」に関してアイヌ民族の自決権を認め、その他のものも含め原状回復の困難な土地・天然資源の利用に関しては国の責任で代償措置をとること。
(4)国会と地方議会にアイヌ民族の特別(民族)議席を設けること。
(5)日本政府は、アイヌ民族が自主的に運営を決定し、幼児期から高等教育までアイヌ語を中心にアイヌ文化・歴史等を学べる教育機関を設置してその財政的保障を行うこと。日本の公教育機関で、アイヌ民族の言語を学べ、アイヌ民族の立場からその歴史と文化への正しい理解を醸成する系統的な教育カリキュラム・制度を保障すること。
(6)全国のアイヌ民族の実態調査を行い、アイヌ民族の先住権・自決権に基づく施策を保障するアイヌ民族法を制定すること。
(7)日本政府は、アイヌ民族の墓地を荒らした遺骨収集の経緯を調査するとともに、その返還を速やかに行うこと。当該 (返還) 地域に納骨堂を国の責任で建設すること。 



熱心に聞き入る生徒達



独立学園は毎年20日の日程で修学旅行を生徒達だけの計画で開催します。盛岡のカナンの園、北海道瀬棚の酪農実習、札幌独立教会などの研修や交流をしています。わたしたちの頃は青森の松ヶ丘保養園もお訪ねできたのですが、最近は施設の皆さんがお年を召され、叶わなくなったようです。
この数年、旭川にてアイヌ民族の研修も加わり、お手伝いさせていただいています。今回は25名ほどが川村カ子トアイヌ記念館を訪ね、熱心に館長の言葉に耳を傾けていました。夜もよき交流の時を持ちました。


麦の穂


ディヴァンさんのお話

2009-07-06 07:40:37 | インポート
少し古い紙面ですが、6月29日の北海道新聞朝刊23面に「チカップさん笑顔の復帰―白血病乗り越え、5年ぶり」のうれしい記事が目に入りました。
急性骨髄性白血病と闘い、復帰されて28日に東京・飯田橋のホテルで講演を行なわれたとのこと。
よかったです。闘病生活を乗り越えてお元気な姿をみることが出来ました。
チカップ美恵子さんにはTシャツ作りやカレンダー作りの協力を頂いて来ました。
ご無理のないお働きを祈ります。(道新ウェブページには記事記載なし。残念!)



ひだか支部の敷地内にあった彫刻。本物かと思った・・・ チセもありました。



7日(月)は、さっぽろ自由学校「遊」の連続講演「「先住民族の権利に関する国連宣言」を読むⅡ」第三回講座が開催されることを昨日、UPしました。もう少し、補足します。

お話されるディバン・スクルマンさん(台湾基督長老教会宣教師)は台湾原住民族・ブヌン民族のおひとり。

台湾では現在、国によって14民族が原住民族として認められています。
(ご本人達が「原」住民族と自らを呼ぶのは、「先住民族」に「すでに滅んだ民族」というニュアンスが込められているからだとのこと)

原住民族にはキリスト者が多く、原住民族のための玉山神学校(牧師養成校)もあり、各民族の言語や独自の伝統を活かした教育がされています。
ディヴァンさんはアイヌ民族との連帯を求めて四年前に北海道に来られ、アイヌ民族との交わり、そして、台湾原住民族との橋渡し役を担っておられます。

先日もタロコ民族の方をお迎えし、知床エコツアーに同行しました。
現地ではアイヌ・アート・プロジェクトの早坂さんが丁寧なガイドをして下さり、よき学びをさせて頂きました。
この方たちもタロコ国定公園のエコツアーリストでしたので、刺激になったようです。

エコ・ツアーのURLは以下
http://www.shinra.or.jp/ainutour/index.html

早坂さんらをNHKが放映するとのことで調べました。
モリゾー・キッコロ森へいこうよ夏のスペシャル「知っとこ!知床!世界遺産」
7月19日(17:00~17:45)。 http://www.nhk.or.jp/morikoro/ 

ディヴァンさんからは台湾の原住民族政策について、また原住民族の現在についてお話を伺うことができるでしょう。
(昨日のブログ参照)

昨夜はとてもいい感じに鹿肉カレーが出来ました。
隠し味にキトピロ(行者にんにく)のしょう油漬けをたっぷり入れて仕上げました。これは旨い! 
これに我が家で採れたルッコラとサニーサラダのサラダで昼食完了。夜は簡単にジンギスカン。
夜の話はアイヌ・レブルスのNHK ETV特集「僕たちのアイヌ宣言」をベースに、アイヌ民族のこと、世界の先住民族のことを後輩たちに伝えます(我が家の次男も来ています)。一緒に「21世紀の森」に泊って、明日は札幌へ。



知床エコ・ツアーで紹介された天然のチキサニ(はるにれ)の木。


「素案」骨子だけでは、やっぱりわかりませんね・・・

2009-07-05 17:44:01 | インポート
現在行なわれている「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の政府への提言「素案」について、窓口に問い合わせてもらったところ、まだ変わる可能性があるからだせないということだそうで、代りに「素案」の骨子という目次みたいのだけ送ってくれたとのこと。一応、ここにUPしておきます。以下、引用。

アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書(素案)骨子

1 今に至る歴史的経緯
(1)アイヌの人々につながる歴史や文化(古代以前~中世)
(2)「異文化びと」と「和人」の接触~交易(中世)
(3)過酷な労働生産の場(近世)
 ・商場知行制や場所請負制、「和人」との抗争
 ・ロシアの南下政策と国境画定
(4)アイヌの文化への深刻な打撃(近代)
 ・場所請負制の廃止と自由競争
 ・文明開化とアイヌの人々の文化への打撃
 ・近代土地所有制度の導入
 ・伝統的生業(狩猟、漁撈)の制限
 ・北海道旧土人保護法の制定
 ・民族意識の高揚 など
(5)まとめ(国による政策とその影響)

2 アイヌの人々の現状とアイヌの人々をめぐる最近の動き
(1)アイヌの人々の現状
  生活や教育の状況、文化活動の取組み、帰属意識 など
(2)アイヌの人々をめぐる最近の動き
  国際連合宣言(H19.9)、国会決議(H20.6)、官房長官所信(H20.6)

3 今後のアイヌ政策のあり方
(1)今後のアイヌ政策の基本的考え方
 ① 先住民族という認識に基づく政策展開
 ② 国連宣言の意義等
 ③ 政策展開に当たっての基本的な理念
  ア アイヌのアイデンティティの尊重
  イ 多様な文化と民族の共生の尊重
  ウ 国が主体となった政策の全国的実施
(2)具体的施策
 ① 国民の理解の促進
  ア 教育
  イ 啓発
 ② 広義の文化に係る政策
  ア 象徴施設の整備
  イ 研究の推進
  ウ アイヌ語をはじめとするアイヌ文化の振興
  エ 土地・資源の利活用の促進
  オ 産業振興
  カ 生活向上関連施策
 ③ 推進体制等の整備


骨子だけですので、なんとも言いようがありませんが、「1.今に至る歴史的経緯」には
古代以前~中世、近世、近代などと歴史を分けて記述しているようです。
かつて上村英明さん(市民外交センター)が、歴史認識をきちんと年代別に書かせることが重要だと言われていました。そのことによって、植民地化・差別政策・格差・貧困などの問題点を整理しやすい、と。そのような視点が書かれているか注目です。
また「(5)まとめ(国による政策とその影響)」には、きちんと、これまでのアイヌ政策の評価(有識者懇の「主な検討事項の②)が盛り込まれているのでしょうか。



有識者懇のメンバーである遠山さんのかつてのおしごと。


3日にアイヌ民族委員会で札幌をバスで往復しましたが、車中、本田優子さん著「二つの風の谷」筑摩書房を半分ほど読みました。とても読みやすく、内容も深いもので考えさせられることが多かったです。
「ヤイコシラ(ム)スイ(エ)」(カッコ内は小さい字)の感動はこちらにも伝わってきましたし、後日談も考えさせられました。
山の奥に入り込み、一瞬、こずえをしならせて風が吹いた時に、かぜが心を駆け抜けてカムイを感じたときの感覚は、なんとなくわかるなぁ~、と。
毒を舐めてしまった話もびっくり! 糸のひいたおにぎりを食べて一晩中のたうちまわった経験はありますが、さすがに毒は食うたことはありません。調理方法の伝授も大切なことだと納得もしました。
アイヌ語教室のいきいきとしたこども達の表現も目に見えるようですし、その教室で行なわれているカムイユカラの紹介もしてくれて、いい学びとなりました。恋愛ものは「クモの女神」だけでしたので、他のお話はその後の講演を楽しみにしています。はい。
往復の車中は、この本のおかげで泣くわ笑うわで瞬く間でした。
差別の現実も、かねてから伺っていた「学者」達の問題性も鋭く描かれています。みんなに紹介したいと思います。


明日はキリスト教独立学園の修学旅行生が旭川に来るので、今から鹿肉カレーを仕込みます。
昼に到着して川村カ子トアイヌ記念館にてアイヌ民族研修を行ない、夜は、アイヌ民族のことや世界の先住民族のことを紹介させて頂く時間を持ちます。楽しみです。


7日(月)は、さっぽろ自由学校「遊」の連続講演「「先住民族の権利に関する国連宣言」を読むⅡ」第三回講座が開催されます。
今回は、台湾基督長老教会宣教師のディヴァン・スクルマンさんが招かれ、台湾原住民族の権利回復運動やその成果についての話しを伺います。

テーマ:「台湾原住民族の権利回復運動とその成果 」
お話:ディバン・スクルマンさん(台湾基督長老教会宣教師・ブヌン民族)

日時:7月7日(火)18:30~20:30
会場:さっぽろ自由学校「遊」 TEL:011-252-6752
受講料(単発):一般1,500円 会員・学生・アイヌ民族1,000円
http://sapporoyu.org




先住民族サミット一年記念の催し

2009-07-03 10:58:22 | インポート
29日の有識者懇の報道は毎日、読売らの他、北海道新聞にも記載されました。
その一部を以下、引用。
 
「アイヌ新法」必要性明記 有識者懇 最終報告へ大筋了承(北海道新聞06/30 06:46)
(前略)
この日の議論ではアイヌ政策の理念や実施体制などをまとめたアイヌ基本法や、生活・教育支援策の根拠法などの案が出たものの、有識者懇として新法の内容や制定時期には踏み込まない見通し。具体案は有識者懇終了後に発足する予定の継続審議機関や、国会などの議論に委ねることになりそうだ。
 素案は約40ページ。アイヌ民族を先住民族と認めた上で、国の同化政策などがアイヌ民族の生活や文化に打撃を与えたと指摘。その復興に対する国の責任を明記し、「国が主体となって政策を立案し、遂行しなければならない」とした。
 具体策として《1》アイヌ政策を総合的に推進する国の窓口機関の設置《2》アイヌ文化や歴史の研究・教育・展示施設を核とした民族共生の象徴となる公園整備《3》アイヌ民族の日(仮称)制定や学校教育の内容充実による国民理解の促進-などを挙げている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/174496.html


「素案」をほしいと推進室に問い合わせてもらったところ、まだ変わる可能性があるから出せないということだそうで・・・??
6月29日に出された時点での「素案」が欲しいのに、それも変わるってことですか?

記事後半の「具体策」に書かれていないことも意識しておく必要があるでしょう。過去blogにも指摘しましたが、謝罪の問題、法制化の具体的なもの、差別などの調査機関等々。ニサッタグループでも要望など出せたらと考えていきたいですね。



7月1日は二風谷で開催された「世界先住民族サミット」一周年記念会に参加してきました。
到着した時には萱野アイヌ記念館の奥のチセでシンヌ・ラッパ(先祖供養)の最中でしたので、少し見せて頂き、夜の準備へ。
40名ほどが色々なところから集まり、まずは熊汁をご馳走になりました。数年前に川村カ子トアイヌ記念館祭で食べましたが、その時は脂が多く臭みもまだありました。今回は脂も少なくあっさりとした味噌味で美味しかったです。
何歳くらいの熊かを伺うと10歳くらいのメスだと。乳首が親ゆびほどあったから二回出産しただろうからと。一回目の出産で親指の爪ぐらいになり、二回目は親指ほどになるのだそうです。なるほど。感謝して頂きました。


熊汁

宴もたけなわ、二風谷在住のフチ(おばあちゃん)の歌が始まり、みんなでリムセ(輪踊り)が始まりました。次はエカシお二人が朗々とユカラを語り聞かせて下さいました。宴の中で生で聞いたのははじめて! 大変、感動しました。6日に独立学園生が旭川で研修しますので、撮ったビデオを少し見せてあげようと思います。

沖縄民謡を歌う「みるく」というおふたりのグループの歌も披露され、とてもよかったです。
「29歳離れている夫婦です。わたしが18歳の時に出会いました」と自己紹介された彼女に、「ぼくが一目ぼれされたのです」と彼。沖縄民謡風のリズムにのせた自作の歌詞といい、歌いかたといい、いい感じでした。
おふたりは横浜で活躍されているとかで検索したのですが見つかりません。どなたか知っている方がおられたら教えてください。

深夜までわいわいしながら、いろいろな方とお話してその日は車中で休みました。
翌日はなにもないとのことで、朝から静内へと走り、ひだか支部長のOさんのところへ。
前の夜に鹿肉の相談を持ちかけたら、Oさんのところが養鹿加工をしていると紹介を頂いたのです。突然の電話で息子さん?が対応して下さり、めでたく3.5キロをGET.これで独立学園生に鹿肉カレーをご馳走します。
シャクシャイン像やチャシ跡も見学し、帰路へ。
疲れがたまっており、さすがに日中の運転の睡魔は辛かったです。

今日はこれからアイヌ民族委員会のため札幌へ。体力的に厳しいのでバス往復します。

当センターのHPのアドレス標示がふるいままでしたので、今、変更しました。
http://www.douhoku.org/ainu/
ちなみにメールは
ororon38@hotmail.com


シベチャリ・チャシ(シャクシャインの戦いの拠点)址から眺めた静内の町