日銀は19日、マイナス金利を解除しました。
異次元緩和から11年間、その前からですが日本の経済力の低下がひどかった。
欧米はおろか、その他新興国からも置いておかれる散々たる結果になりました。
その異常な状態がようやく終わりました。
それを受け、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが普通預金金利を引き上げます。
今までは0.001%でしたが0.02%に、ナント20倍だ。
これはめでたい、どんどん貯金しようではないか!
ところで直近(今年1月)の消費者物価指数(総合)は前年比2.2%の上昇でした。
物価変動が大きい生鮮食品とエネルギーを除くと前年比3.5%の上昇となります。
この上昇率で預金金利が0.02%と言われても、笑うしかありません。
金利が上がるということは、ローン金利も上がるということ。
その他、為替などメリットとデメリットがありますがどうなるのでしょうか。
結局は物価上昇を上回る賃上げがないと全体が良くならないということですね。
大手企業は今年は大幅な賃上げになりそうですが、それが中小に波及しないと全体の経済は上向きません。
それが実感できるのはまだ当分先になりそうです。
その先は政治に期待したいところですが、それが一番期待できないというのが悲しい。
“もしトラ”という不確定要素もあり、さてどうなることやら。