地方の声を理由に今日午後1時~、衆院本会議で再可決する見通しであ
る。3分の2の数の多数を駆使しての56年ぶりの暴挙である。これまでも再
三、国・地方の歳入欠陥を補填する財源を当面、特別会計(埋蔵金)又は最大
の無駄の削除、建設国債(今回一回限)から支出する事を提案してきた。あの
国土交通省の膨大な税金の無駄遣いを放置しておいて、と言うより不問にして
国民の生活の悲鳴を他所にガソリンの再値上げを強行しようする。民意(山口
2区の結果は300の内の1区でしかない、民意ではない、と言っているが・・・そ
ういうスタンスが最大の敗因でありKYである)もなんのその、揮発油税・ガソリ
ンの再値上げが<初めに有りき>、で道路建設の財源を確保し道路族に献上
しようとする。一般財源化の使途を不明にしたままの可決は道路族の思う壺で
ある。福田退陣後、幾らでもその使途は道路建設に注ぎ込まれる。そういう玉
虫色の構図で政府・与党内は妥結している。それを衆院本会議で再可決しよう
とする。それでは国民は政治に翻弄されている事になる。短期間に下げたり、
上げたり、で法駆使の名分で強行しようとする。・・・その結果が、その後の国
民生活に重大な支障をきたし反旗を翻される事が視野に入らないのか、ここで
も政府与党はKYである。ここまで来ると衆院解散総選挙しかない。それが最
短、射程内に入った、という事だ。本気度を問うならそれしかない。解散権は首
相にしかないのであるが5月12日までの間に国民世論がどう動くか、その動
向は首相といえども無視は出来ないだろう。そこに至って「ガソリン」の再値上
げが、どう受け取られているか今から予測しておきたい。それが国民生活の実
情に沿った受け止め方なのだ。国民の反乱・造反、与野党の紛争?が5月12
日までに必ず起こると予想される。政治の貧困で国民が苦しむ様では、何の為
の政治なのか、あらためて問いたい。政界の今後を注視していきたい。・・・