世界一健康長寿のニライの風来坊

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矛盾の論点: 一般財源化と道路整備費財源特例法改正案!

2008年04月06日 | Weblog

首相の意図・本音は早急に“暫定税率を値下げ以前に戻す”事、つまり

<復活させる>事、その為のエサとして09年度からの「道路特定財源の

一般財源化」を大胆?に打ち出した。“道路特定財源を廃止する”という事だ。

それには、鳴りを潜めた“道路族”が黙っている訳がない。そろそろ頭をもたげ

て来る時期だ。・・・そもそも<道路特定財源の一般財源化>と<道路整備費

財源特例法改正案(10年間維持)>とは矛盾する。その整合性の議論なくし

て、事は前へ進まない。そこを どうするか、与党内にも議論が二分している。

若手議員50人による新たな会の結成だ。道路族に対する先制攻撃であり、対

峙だ。首相提案・方針の応援団だ。一歩誤ると、衆院での再可決に造反する恐

れがある。そうなると衆院での再可決(20数名の造反で)は不発に終わる。ガ

ソリン値下げは、そのまま続行する。国民は大歓迎し喜ぶ。さて、どうする

か?・・・

●福田首相は・・・

1.暫定税率の維持 

2.道路特定財源の一般財源化(09年度の予算から)<確約の担保がない> 

3.骨太方針の08年 に盛り込む事を検討 

4.道路整備中期計画の見直し(10年間の短縮検討) 

5.国・地方の財政2兆6千億円の減収に対処 

6.野党の<租税特措法改正案の否決>、又は <みなし否決> 規定で29日

以降、「衆院再可決」を目論む

●民主党は・・・

1.暫定税率即時廃止 

2.一般財源化の促進 

3.一般財源化の確約、担保を採る 

4.租税特措法案強行採決(与党多数の衆院2月29日)に反発<それが理由

で参院で審議がストップし暫定税率期限切れで4月1日からガソリンが値下> 

5.政府の経済無策で実現した2兆6千億円の減税だと・・・ 

6.2兆6千億円の減収は当面<埋蔵金>で手当(東京新聞も主張)

■今後の焦点・・・福田首相は参院で「租税特措法改正案」を成立させる。否決

された場合は衆院で再可決して成立させる、民主党は、もし衆院で再可決させ

た場合は首相の「問責決議」を提出する、としている。・・・

▲対策:「一般財源化」は与野党とも賛成なのだから<閣議決定>でもして“0

9年度からの予算に明記”する言質をとり担保すべきだ。それに至る整合性を

図り矛盾点の克服に努めるべきである。「ねじれ国会」の効用を最大限に活用

して今後の『道路行政の改革』、<在り方>を見直す 起爆剤 にする事を一国

民として切望する。・・・