世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

日銀副総裁起用は首相持論の財金連携がネック!

2008年04月09日 | Weblog

日銀副総裁の人事は民主党の拒否を重々承知で四度目も財務省出身の

渡辺博史氏・前財務省財務官を起用しようとした。が予想通り拒否された。白

川方明(まさあき)氏は副総裁から総裁への昇格が民主党も賛成して決まっ

た。衆参両院で可決され閣議決定された。ところが副総裁人事に“財政と金融

の連携の必要性”を持論とする首相は、あえて拒否を承知で四度目も財務省・

旧大蔵省出身の渡辺氏を起用した。今回は前回と事情が違って受け入れられ

る土壌があったものと見られる。水面下で伊吹幹事長と鳩山幹事長の接触が

あったからだ(民主党の他党との接触の窓口は鳩山幹事長に一任されてい

る、党内には、それに不満がある)。鳩山氏も渡辺氏は副総裁として民主党も

賛成してくれると伊吹幹事長に伝えていた。ところがNHKの日曜番組で、

小沢氏が渡辺氏起用に否定的見方をした為、事情は一変した。小沢氏と側近

の山岡氏が拒否する構えであり、一方、鳩山氏と、小沢氏と一定の距離を置く

仙谷氏や前原氏が容認するという二派に分裂。民主党内に亀裂が生じた。政

治通によると自民党は、そこが狙いだったと嘯く御仁もいる。何れにせよ福田

首相は今回も不発に終わった人事でそのダメージは更に大きくなった。政権末

期の様相を呈していると自民党内からも公然と囁かれた。小泉元首相の発言

といい古賀選対委員長の解散・総選挙の公言といい政界は政局がらみで推移

してい。道路特定財源・暫定税率問題や年金、その他の山積する政策が喫

緊に解決しなければならない時期に政局が表に出ては何をか言わん哉、であ

る。福田首相にとっても小沢民主党代表にとっても一か八かの瀬戸際に立たさ

れている。今後の党内事情に造反組がどう出るか、その成り行きが注目され

左右される事だけは否めない。日本の政界に異変が起きても不思議ではない

様相を呈してきた。・・・