世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

暫定税率廃止の補填は埋蔵金で充てる!前例あり!!

2008年01月19日 | Weblog

首相の施政方針演説で揮発油税の現行税率の維持の必要性を訴える根

拠としたのは<道路整備事業>と<温暖化対応>の為だと主張した。廃止し

た場合は“2兆4000億円”の補填が必要になると訴えた。マスメディアや主要

新聞も論説等で民主党は暫定税率を廃止した場合の財源を明確にすべきだと

指摘した。しかし増税しなくても霞が関の「埋蔵金」を充てる事によって十分、補

填できる。しからば補填の実例・前例に登場してもらおう。・・・

06年の予算で埋蔵金<13兆8000億円>を活用している。下記の来年度0

8年の11兆7084円を上回っている。・・・

付記:「埋蔵金」とは<特別会計の剰余金・積立金>の事で“有事の為に予備

として積み立てた金額”。ある省庁は明細の公表を渋っている。元をただせば

国民の税金である。公表を渋るのが可笑しい。金銭感覚が麻痺しているとしか

思えない。政権交代が実現したら<国政調査権>の行使で白日のもとに晒さ

れる。巨大な利権の構造が暴かれる。国家の非常時には<消費税増税>

云々の前に全て吐き出すべきである。歳出不足に充てて補填すべきだ。<独

立法人>や<特殊法人>の中には既に“その役目を終了した”ものもあ

る。・・・

08年度予算に活用された特別会計の余剰金・積立金

1. 財政投融資特別会計・・・・・9兆8000億円(国債の圧縮)

2. 外国為替資金特別会計・・・

1兆8000億円(一般会計に繰り入れ)財政投融資特別会計

・・・・・516億円(一般会計に繰り入れ)貿易保険特別会計

・・・・・492億円(一般会計に繰り入れ)特許特別会計

・・・・・・43億円(一般会計に繰り入れ)社会資本整備事業特別会計

・・・・・・33億円(一般会計に繰り入れ)

※総計・・・・・・・・・・・・・・・『11兆7084億円』

■差引余剰金・積立金・・・『40余兆円』詳細は以下

◆外国為替資金特別会計(為替変動のリスクに備える資金)

15兆5000億円+3兆5000億円(06年度利益金)

=『19兆円』

◆財政投融資資金特別会計

金利変動準備金15兆円+2兆5000億円(06年度利益金)

=『17兆5000億円』

◆国債整理基金・・・プラスα

◆労働保険・・・プラスα

※40兆円-11兆7084億円(上記の算出)=『残金<28兆2916億円>』

更に毎年の両特別会計の利益金が<2兆円~3兆円>が見込まれる。従って

<埋蔵金>は少なく見積もっても『30兆円~40兆円』が地下深く眠っている。

”野党よ”!掘り起こして「揮発油税・ガソリン税値下げ」分の財源不足を埋蔵

から補填せよ!・・・

◎政府の本音・・・「<埋蔵金>を温存して“増税”で財政再建を図りたい」、「0

9年の基礎年金の国庫負担3分の1から2分の1引上げに要する<2兆4000

億円>分をそれも“増税”で賄う」。

では何故、政府は「増税」で賄う事に拘るか・・・800兆円に近い国債を抱えて

いる。その返済に<30兆円~50兆円>の微々たる埋蔵金では到底、賄えな

い。補填できないと・・・。でも、喫緊の非常事態には最もベターな対応は折角あ

る「埋蔵金」の効率よい活用が国民感覚、国民心情にマッチする。明後日から

の与野党の論戦に期待したい。

(参考資料:ネット、全国紙、政経資料等・・・)