世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

平成20年 沖縄年中行事紹介その一覧!(上)

2008年01月03日 | Weblog

沖縄を方言でウチナーという。そのウチナーの恒例の年中行事を紹介しよう。

儒教思想の影響を受けて祖先崇拝を重んじる風習は戦前戦後を通じて今でも

変わらない。祖先を敬い、自然に慄き畏敬の念を持って対処する。季節の節目

節目に集う一族の絆 それを大事にする。

●ムーチー(旧暦12月8日)=新暦1月15日(火)・・・旧暦12月(新暦1月8

日~2月6日)「鬼モチ。月桃やクバの葉で包んだ餅を仏壇や火の神に供え、

子供の健康や厄除けを祈願する。その年に子供が生まれた家では<初ムーチ

ー>を作り、親戚や近所に配る」

●ウグァンブトゥチ(12月24日)=新暦1月31日(木)「御願解き。この1年、

火の神への祈願が成就されたことを感謝し、その願いを解く。この日に火の神

が昇天するともいわれる」

●トゥシヌユル(12月30日)=新暦2月6日(水)「年の夜、旧の大みそか。夕

方までに家の内外を清掃し、正月の飾り付けを済ませ、正月料理を準備して新

年を迎える。仏壇には邪気払いとしてヒル(ニンニク)を供える」

◎旧正月(1月1日)=新暦2月7日(木)「朝、男の子が拝所の井戸から<若

水>を汲み、竈(かまど)や仏壇、神棚に供える。この水を家族の額に付ける

<ウビナディ>{お水撫で}をする。本家の仏前に一族が集まり、祖先に香をた

く。親戚に年頭のあいさつ回りを行う」

●ハチウクシー(1月2、3日)=新暦2月8日(金)、9日(土)「初起こし、仕事

始め。農家では一鍬入れる儀礼、農具への安全祈願などがあり、漁村では船

に供え物をして豊漁や航海安全を願う」

●ヒヌカンウンケー(1月4日)=新暦2月10日(日)「火の神お迎え。主婦らが

竈(かまど)の前で香をたき、ウグァンブトゥチによって昇天した火の神を新た

に迎える。地域によっては大みそかや元旦など、降りてくるとされる日は異な

る」

●ナンカヌスク(1月7日)=新暦2月13日8(水)「七日の節句。ナージューシ

ー(菜の入った雑炊)や豚肉を入れた雑炊を作り、仏壇や火の神に供える。那

覇久米町では七草雑炊を食べた。この日、正月飾りを片付ける地域もある」

●トゥシビー(旧暦最初の干支日)「生年祝い。家族の誕生祝い。その年、最初

に巡ってくる干支の日を<トゥシビー>と呼ぶが、特に生まれた年の人(数え年

13、25、37歳・・・)を祝う。今年の子の日=新暦2月18日(月)」

●ジュールクニチー(1月16日)=新暦2月22日(金)「16日祭。<後生の正

月>ともいわれ、特に宮古、八重山地方では餅や豆腐を入れた重箱を持って

墓へ出かけ、盛大に祖先の霊を慰める」

●ハチカソーグヮチ(1月20日)=新暦2月26日(火)「20日正月。終わり正

月。正月飾りの片づけをする」

●春の彼岸(吉日)彼岸入り=新暦3月17日(月)「春分の節に行われる祖先

供養。仏壇に丸餅の重箱、<お三味>=ウサンミ(肉、天ぷら、豆腐などを詰

めた重箱)を酒とともに供え、紙銭(うちかび)を焼く」