世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

戦後60年目の沖縄「慰霊の日」に不戦を誓う!

2005年06月24日 | Weblog
戦後60年目の節目に新たに不戦を誓う。哀悼の誠を全戦没者に捧げる。内外のテロ、紛争、戦争と地球の火薬庫で頻発している最中に沖縄戦の教訓を風化させずに未来永劫に不戦を誓う厳粛な式典が執り行われた。稲嶺知事の不戦の誓い、小泉首相の米軍基地の軽減等と、お偉方の厳粛な式辞とは裏腹に戦争はエスカレートする趨勢だ。もう程ほどに実行に移す段階なのだが、・・・と幾度思った事か。遺族にとっても沖縄県民にとっても、もう二度と戦争はしない、という戦争拒否が哀悼の誠の真姿であり心情だ。幾度か訪れた沖縄「慰霊の日」。その度毎に「不戦の誓い」をたてたが世界から戦争が消える気配はない。どうするのだ。どうしようとしているのだ。分からない。どうしようもない。そして又分からない、国や県の為政者も真実を不問にして、伏して語ろうしない。ありていの、その場を繕う最大公約数の過去の踏襲した言辞を繰り返す。空言の空文化した式辞で茶を濁す。理不尽な巨大な大国エゴが無力な民の双肩に重く圧し掛かり圧殺する。不戦・悲惨の常套語の羅列。現状・現実の不戦に繋がる基地・軍隊の撤去・軽減の実行・実効を実現してみせない事には沖縄県民は永久に政府・県、為政者を信頼しない。又かと醒めた眼でしかみない。・・・・・・人間の欲望の浅ましさ、残忍さ、テリトリー意識、自国民の擁護、自衛権、独立国家、自主防衛権、地球を分割しての領土の争奪戦、その大義名分。・・・過去に天才たちが人間の本質に基づく「人間とは何か」の命題の解明に狂奔・奔走し、あるいは真摯に追究し自説の理論を構築した。時の為政者は、気候風土、歴史性、民族性に鑑み、その国の容(かたち)に合った理論を取り入れた。そして歴史の壮大な実験を繰り返しながら今日の各国の現状に到達したのである。・・・共存共栄は夢か!空論か?見果てぬ夢か!!人類の叡智は、どこで、どう機能し実効あらしめるのか。地球という惑星の宇宙船「地球号」の行く末や未来は・・・と考えずにはいられない今日の世界の現状だ。『共存共栄の棲み分けの理論的構築』の実現にこそ人類の叡智を結集し発揮し有効に機能させ全ての条約、協定、国際法規は制定すべきだ。為政者よ!その事に腐心し収斂して解決の糸口を見いだしてほしい、と願わずにはおれない昨今である。・・・