秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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「地域枠」医師が3%離脱

2017-04-11 04:36:10 | 日記
 地方都市にある大学医学部が「地域枠」という制度で、卒業後一定期間、地元やへき地で勤務を義務付ける制度がある。

 2016年3月卒業に地域枠・医学部を卒業した人にうち、3%が地域から転居し、本来の目的とは異なる方向へ進んでいるという。そのうち多くの人は卒業時に奨学金を返還しているという。

 これだと医学部を卒業し、医師になることだけを目的にした「地域枠」受験ととらえられても致し方ない。たしかに地域枠は一般枠よりも入学難度が低く、入学しやすい。この制度を逆手に取ったといえなくもないのである。

 地域枠は地方都市では医学部合格者を増やすことのできる制度である。さらに奨学金で優遇され、一定期間、当該地域で勤務すれば、奨学金の返済義務は消滅する。実に優遇された制度である。

 医学部受験において、地方の受験生はどうしても大都市部の受験生よりも劣るケースが多い。それを是正することともに、へき地の医師不足を解消することを目指し、地域枠が導入された経緯がある。

 医師になりたくても、学力が足りない場合、「地域枠」を活用し、入学することも1つの方法である。