仙台市に音楽ホールは必要

　現在、仙台市では音楽に関する市民団体が中心となって、新たに音楽ホールを建設することを求める運動が展開されている。音楽のホールの規模は2,000人程度を求めているという。

　仙台市には意外ではあるが、2,000人以上を収容できる音楽ホールはない。市中心部に位置する東京エレクトロンホール宮城（青葉区）で1,600席程度、仙台市民会館で1,300席程度である。両ホールとも老朽化が進み、築４０年以上であり、耐震性でも問題がないわけではない。

　仙台市は人口100万人以上を有する政令指定都市である。仙台市は東北最大の人口を有し、東北の政治、経済、文化の中心都市である。にもかかわらず、2,000人以上を収容できる音楽ホールがないのである。

　現在、秋田市では秋田県と秋田市が共同で文化複合施設を建設することで検討をしている。これはほぼすんなり事が進むものとみられる。2,000席の大ホールと800席の中ホールを有するという。

　仙台市には2,000以上を収容できる音楽ホールは必要であり、ぜひとも建設し、文化、芸術の振興につなげるべきだ。