秋田県の高齢化率が３４％を超える

　秋田県の統計によると、2015年度末に県の人口に占める６５歳以上の割合が３４％超になったという。秋田県は全国一高齢化が進んでいる県であり、人口減少と少子高齢化が加速している。

　若年層の人口定住を進め、県外流出に歯止めをかけることに真剣に取り組まないとさらに高齢化率が高まり、ひいては社会保障費の増大や歳入減という問題が立ちはだかることとなる。

　秋田県は県都・秋田市に人口が集積している。県都一極集中であり、隣の青森県とは異なる人口分布となっている。県都以外の高齢化率の上昇は深刻であり、県北の大館市では３７％超となっている。

　企業誘致や起業支援、高等教育機関の充実など取り組むべき課題はたくさんある。費用対効果を考えつつ、高齢化率に歯止めをかける政策を実施する必要がある。