秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

鯖江市の人口が過去最大

2015-09-13 04:10:50 | 日記
 鯖江市の人口が市制施行以来、過去最高を記録したという。全国的に人口減少傾向にある昨今、珍しい現象である。

 市によると、人口増加の原因は景気の回復基調により、外国人労働者が増加したことであるという。鯖江市はメガネ枠の生産で有名であり、全国の9割が生産されているという。日本は中国、イタリアとともに、三大メガネ枠の生産地であるという。

 バブル経済以降、外国人労働者が工場現場等で働くケースが増加している。人出不足感を補っていることとみられる。また、外国人側も本国よりも高い賃金を得られるのであれば、決して悪いことではなく、短期間でまとまった収入を確保することが容易である。

 地方都市でありながら、人口が横ばいあるいは増加傾向である都市の事例は全国の地方都市にとって、大きなモデルケースとなる。鯖江市のような人口が増加する都市は魅力的である。多くの地方都市は学ぶ価値がある。

 鯖江市は県都・福井市からほど近く、国道8号や北陸自動車道、北陸本線が南北に走っている。県都や交通の便が良いことから、人口が減りにくいことにもつながっているとみられる。さらに最大都市圏に近いメリットがある。ただし、東京とはやや遠いが…。

 北陸新幹線の金沢-敦賀が完成すると利便性が増すこととなる。新幹線の開業は観光や企業誘致などには有利に働くことは確実である。2023年春には金沢-敦賀が完成予定である。ただし、整備計画によると、鯖江市には新幹線駅が整備されないこととなっている。

 鯖江市のように人口が決して多くはなくても、人口増加傾向にある都市は人々に潤いを与える。参考までに鯖江市の現在の人口は6万9千人であるという。