路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

野辺山ウルトラ2015②

2015年05月18日 22時18分42秒 | Weblog
前日は7時前に眠っていた。
午前2時ちょうど。車中泊していた駐車場の前の車のヘッドライトの明るさで目が覚める。
7時間近く。こんなに寝たのは久しぶりだ。モルツ効果か?

洗面・コンタクトレンズ装着後、朝食のおにぎり三個完食。大会駐車場に向けて出発。
まだ寝ぼけていたのでしょう。国道を反対方面に向かって走り数分後に気が付いてUターン。

2時40分ぐらいに到着。今年も???という感じの込み具合でした。
車中泊禁止の2時開場とうたわれているのに、40分でこんなに入れないでしょう!
しかもあちこちにテントが立っているし。
来年はこの駐車場で車中泊してやるか!(まぁまぁ)

前日にほとんどの準備を済ませておいたので、車の中では着替え、ストレッチ、セルフマッサージ。
4時ごろ車の外に出ました。

42キロと71キロに送る荷物を預け、サービスのホットドリンクをいただき、トイレに。
長時間の暇つぶしにもなります。
4時40分から開会式。(実際には45分から始まりましたが)

スタート直後、坂本さんとハイタッチして走り始めます。

脚の調子はとてもいいです。
1か月前は1キロも走れないくらい痛かったのに、整骨院で針を打ってもらったり
マッサージしてもらったり、テーピングの方法を教えてもらったり・・・。
なんとか、スタートラインに立つことができた喜びを味わいながらゆっくりと進んでいきます。

10K通過が70分。やや速いか?でも、呼吸も乱れてないし、いい調子だ。
不整地に入ると足に負担がかかっているのがよくわかる。
なるべく足に優しいところを選んで走る。
登りは、歩いている人よりも遅くなったら歩く。それまでは無理のない感じで走る。
のぼりではそのおかげで、たくさんの人を抜かす。
下りは苦手で遅い。今年は下り対策をすることができなかった。
遅いし、足に負担がかかっている。関節が固くなってしまっていることを感じる。

ここでウミガメの帽子をかぶったランナーさんと抜きつぬかれつ。
のぼりで抜かし、下りで抜かれるパターンを幾度となく繰り返す。

35キロの稲子湯には4時間30分ぐらいで到着。
今年はお約束のお汁粉を1杯しかいただかなかった。
おにぎりは「あと4個」と言われもらうとあっという間に無くなり。
「おにぎり終わりました」
と言われた。早すぎませんか?

稲子湯過ぎの上りは、おにぎりを食べながら歩くのも自分のスタイルになりつつある。
毎回、ここを登るときには35キロでリタイアした初挑戦の時を思い出す。
「あの時の自分を今も越えている」と。

この上りを終えた後の下りが鬼門。
ここで毎年、ペースが上がらず、抜かしまくられる。
今年もそうだった。
そして、このくだりで故障していた箇所が悲鳴を上げ始めた。

「よくここまで持ってくれたね」
というのが正直なところだった。
苦手なくだり。左足裏から内側のくるぶしに疲労が伝わり、足首痛。
時々ふくらはぎもつりそうな違和感が走る。
それをかばって、右足にも負担がかかる。

体は元気だ。しかし、足が動いてくれない。
42キロ地点で荷物を受け取り、休憩。
ストレッチをして、
「よしまだ行けそうだ」
走り出す。

42キロを過ぎると周りの皆さんのペースもガクンと落ちている。
下り坂なのに抜かされることが少なくなってくる。

でも、45キロを過ぎると自分のペースがガクンと落ちてきた。
ここでもう、足に力が入らなくなる。
50キロの関門までのこの5キロきつかったなぁ。

歩いているほうが速いんじゃないか?
と思うほど。
時々、止まってしまう。

このあたりで
「もう十分頑張った」
という気持ちになってくる。

一応走ってはいるけれど、体感ではキロ10分ぐらいか?

「50キロの関門までは頑張ろう」
自分の目標を再設定して、走り続けた。

50キロの制限時間は7時間。
およそ20分前に到着。(自己ワースト記録)

完走しようという気持ちがあるのなら、ここのお蕎麦の列には並ばない。
今年は迷いなく・・・並んだ。

ここ何年か食べてなかった、おそばを味わった。それは私にとっては、完走をあきらめた味だった。
(おいしかったよ!)

食べ終わったら、リタイアするつもりだった。
でも、続々と関門ギリギリのランナーは走って来るし、エイドの人たちは忙しそうだし。
なんとなく言い出せなくて、次のエイドまで歩くことにした。

リタイアを決めてからの歩きは気楽だ。脚は痛い、すごく痛い。
歩いているだけでこんなに痛いんだから、走るなんて無理だよな。

とぼとぼと情けない気持ちも抱えつつ歩いていると
「路の途中さん!」(実際は本名で)
と呼ぶ声。

彩湖70キロでも声をかけてくれた娘のピアノの先生が声をかけてくれた。
「71キロなので頑張りますね」
と走り去っていった。
完走したかな?

次のエイドまで2キロぐらいだと思っていたけど、実際には4キロもあった。
歩いて約1時間。気温も上がって来ていたのでつらかった。
それでも、後ろから走り続けるランナーに抜かされていく。

純粋にすごいなぁ と感動していた。

野辺山ウルトラ2015① 速報編 

2015年05月18日 05時28分23秒 | Weblog
速報と言っても、月曜日になってしまいましたが、
「54キロリタイア」です。

日曜日の早朝、歩いてみたときに
「これは、スタートラインに立てそうだな。」
というくらい、痛みを感じなかったのでうれしくなりました。

でも、やはり、故障を抱えながら完走できるほど、野辺山は甘くなかったです。

トレーニングはもちろん、日ごろの体のケアを見直して
来年からのリベンジを狙います。

今回、故障しながらも走ってしまったことで
大会後は1か月ほどランニングのトレーニングはお休みするつもりです。
治してから、また、頑張ります。