日々

穏やかな日々を

癒された花の絵

2019年09月19日 16時51分32秒 | アート美術演劇等
今日は気温22度
気持ちも穏やかだったせいか
絵に癒しを感じた。
どなたの絵か分からないけれど
ある会議室の壁にかかっている絵
こんなことは、婆にとって、大変珍しい。



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養育費不払いは氏名公表 兵庫・明石市、条例検討

2019年09月19日 16時50分37秒 | 行政
養育費不払いは氏名公表 兵庫・明石市、条例検討
2019年9月18日 (水)配信共同通信社

 離婚相手から養育費を受け取れないひとり親家庭が困窮するのを防ごうと、兵庫県明石市が養育費の支払い命令に応じない離婚相手の氏名を公表できる条例の制定を検討していることが17日、分かった。市によると、養育費支払いを巡り、条例に基づいて罰則として氏名を公表する制度は全国初。
 厚生労働省の2016年度調査では、母子家庭の場合、離婚相手から養育費を受け取っている割合は24%程度。明石市は昨年11月から、養育費が滞っているひとり親家庭が最大月5万円の援助を受けられる制度を試験導入し対策を進めている。
 検討中の案では、不払いが発生しているとの申し立てを受けると、市が相手に支払いを勧告し、応じなければ書面で命令。弁解の機会を与えた上で正当な理由なく支払わない場合にホームページなどで氏名を公表する。
 弁護士らを交えて制度の詳細を詰め、来年3月の市議会に条例案を提出し4月施行を目指す。市の担当者は「不払いを少しでも減らし、子どもの健やかな成長につなげたい」と話している。
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回復後の聴取、慎重に検討 入院治療中の青葉容疑者 京アニ事件18日で2カ月

2019年09月19日 16時47分09秒 | 事故事件訴訟
回復後の聴取、慎重に検討 入院治療中の青葉容疑者 京アニ事件18日で2カ月
2019年9月18日 (水)配信共同通信社

 京都アニメーション放火殺人事件は18日で発生から2カ月となった。捜査関係者らによると、重いやけどで入院中の青葉真司(あおば・しんじ)容疑者(41)=殺人容疑などで逮捕状=は、少しずつ快方に向かっている。京都府警は数カ月後になるとみられる退院を見据え、回復後の取り調べの進め方を慎重に検討している。
 捜査関係者らによると、当初、生存が危ぶまれていた青葉容疑者は皮膚移植手術を重ね、命に別条のない状態にまで回復。人工呼吸器が外れれば会話もできるとみられる。やけどの治療に詳しい日本大板橋病院の仲沢弘明(なかざわ・ひろあき)医師は「移植した皮膚が定着し感染症の危険がなくなれば、重症患者でも数カ月で退院できることが多い」と話す。
 しかし、逮捕状の執行には「勾留に耐え得る」という医師の判断が前提。逮捕後の容疑者が過ごす留置場はバリアフリー化が進んでいないことが多く、警察官しか入れないため介助にも限界がある。
 退院の具体的なめどが立たない中、逮捕前の任意聴取も考えられるが、捜査関係者は「公判で供述の任意性が問われる可能性や、聴取により症状が悪化する懸念もある。基本的には回復を待って逮捕したい」と慎重な姿勢を見せる。
 京都弁護士会は、青葉容疑者が実質身体拘束された状態で事情聴取される事態を懸念。事件直後、任意段階を含む取り調べの全過程を録音・録画(可視化)するよう京都地検や府警に申し入れた。当番弁護士派遣のため逮捕後すぐの連絡を求めるなど、捜査の動きを注視している。
 捜査関係者は「あらゆるケースを想定している。容疑者の回復に合わせて適切な手段を取る」と準備を進める。
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国民皆保険続く45%どまり 2040年まで、民間調査

2019年09月19日 16時43分37秒 | 行政
国民皆保険続く45%どまり 2040年まで、民間調査
2019年9月18日 (水)配信共同通信社

 全ての国民が公的医療保険に加入し、医療費をカバーする「国民皆保険制度」が、現状のまま2040年まで続くと考えている人は45・7%にとどまることが17日、民間調査で分かった。40年ごろに高齢者数がピークを迎え医療費が膨らむ一方、保険料や税を支払う現役世代が激減するとされ、多くの人が不安を抱いている実態が浮かんだ。
 調査はシンクタンク「日本医療政策機構」が7月、インターネットで実施。20歳以上の男女2千人から有効回答を得た。
 国民皆保険制度が40年まで続くか聞いたところ、「思う」「どちらかといえば思う」は計45・7%だった。これに対し、「思わない」「どちらかといえば思わない」は計33・4%、「分からない」は21・0%だった。
 「思わない」「どちらかといえば思わない」とした人を年代別に見ると、60代は24・7%、70代以上は28・2%だったが20~40代は40%前後に上り、若い世代ほど悲観的な見方が多かった。
 公的医療保険財政の圧迫が懸念される高額医薬品を適用対象とすることの是非は、「賛成」「どちらかといえば賛成」が計78・4%、「反対」「どちらかといえば反対」が計21・7%だった。
 高額医薬品を巡っては、一部の白血病や悪性リンパ腫向けの新薬「キムリア」が3349万円の薬価で5月に保険適用されるなどしている。
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老化起因癌の一端解明、予防の可能性も

2019年09月19日 16時33分39秒 | ガン
老化起因癌の一端解明、予防の可能性も
国立がん研、ゲノム不安定性をともない変異導入されることを発見
化学工業日報2019年9月18日 (水)配信 癌

 国立がん研究センター研究所の発がん・予防研究分野らのチームは、細胞の老化が発がんのリスク要因となる作用機序の一端を解明した。多くの遺伝子変異は無秩序に入るのではなく、細胞の老化によってDNA修復能が低下。DNAの損傷が蓄積することで変異のリスクが上がり、がんを発生させることを見いだした。老化と発がんの関係を明確に示した今回の成果を踏まえ、予防できないと考えられていたがんについて損傷したDNAの修復を促すなどの方法により予防できる可能性が示唆されたとしている。
 ほとんどの変異はDNAの複製過程で無秩序に誘導され、発がん過程はがん抑制遺伝子が機能を欠損し、増殖抑制が効かなくなった細胞の出現・増殖を数回経て進行するクローン進化と考えられてきた。しかし今回の研究で、がん抑制遺伝子のクローン進化はミスマッチ修復欠損よりゲノム不安定性によって誘導され、ゲノム安定性が保持された背景では抑制されていることが分かった。
 ゲノム不安定性は染色体不安定性とマイクロサテライト不安定性に大別されるが、両者は相互排他的であり、中高年以降に発症したがんではどちらか一方が認められることを裏付けたという。
 老化に起因するがんは、ゲノム不安定性をともない変異導入されることが示されたことから、今後は損傷したDNAの修復によるゲノム安定性の保持について研究を進め、新たながん予防応用への研究を展開したいとしている。
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さいか亭のお昼

2019年09月19日 14時50分27秒 | 
秋空の下
さいか亭にて
昼飯

ちらし寿司、手作りがんもあんかけ
豆腐バーグ、大根と豚バラ煮付け
白菜のシソあえ、ゴマ豆腐、
味噌汁





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秋の空

2019年09月19日 13時34分06秒 | 
今日の空はこんな秋空



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口臭を減らせる、この一手【渡辺専門委員の「しあわせの歯科医療」】

2019年09月19日 09時07分15秒 | 仕事
口臭を減らせる、この一手【渡辺専門委員の「しあわせの歯科医療」】
2019年9月18日 (水)配信読売新聞

 お口の臭い気になりませんか? 歯科関連の企業が今年、20~60歳代の4700人を対象に口臭について実施したインターネット調査の結果、9割が自分の口臭が気になった経験がありました。他人の口臭が気になる場面を複数回答で尋ねると、「仕事の打ち合わせ」を挙げた人が約7割と最も多く、以下「あいさつ」「飲み会」「電車に乗車中」「デート」を挙げた人がそれぞれ約4割でした。「上司の口がドブ臭い」「同僚が顔を背けた」「向かいの人の口が臭くて、職場に行くのが苦痛」……といった切実な声も寄せられたそうです。誰しも、思い当たるところありますよね。
口臭治療は、意外と簡単?
 多くの人が気にしているお口の臭い。歯科大学の病院には、口臭を診療する専門外来があります。いったいどんな検査と治療をしてくれるのかと思って、鶴見大学歯学部付属病院(横浜市)の口臭外来に話を聞きに行きました。 口腔機能診療科准教授の中川洋一さんは「毎年300人の方が初診でおいでになります。診療時間は1時間半ぐらいかかりますが、ほとんどの方が1度の受診で解決します」と言い切ります。口臭治療って、そんなに簡単なの?
 口臭の多くは口の中の汚れが原因。口の中ではがれた細胞や食べかすなどのたんぱく質が、舌や歯茎にいる細菌が出す酵素によって分解される過程で発生します。揮発性の硫黄化合物が中心ですが、アンモニアなど様々な臭気物質があります。
 中川さんの口臭外来を訪れる患者は小学生から高齢者まで男女の別も様々。子供の場合は親が口臭を気にして受診します。予約の電話を入れると、「歯を磨かずに悪い状態で来てください」の指示。まず、針のない注射器用の器具で口の中の空気を吸い取り、ガスクロマトグラフィーという計測器で、臭い成分の量を測ります。腐った卵の臭いの硫化水素、野菜の腐敗臭と言われるメチルカプタンとジメチルサルファイドという硫黄化合物の値を調べます。
歯磨き、舌磨きをしてから口の臭い成分を計測
 次に歯磨きをしてから同じ検査をします。それでよくなれば、 歯垢など歯の汚れや残った食べカスが臭いの元だったということになります。良くなる人もいますが、多くの人はこの段階ではあまり改善しません。次に舌磨き用のブラシやヘラを使って舌を磨いてから測ります。舌には、はがれた粘膜や食物のカス、歯周病菌など様々な細菌が付着していて、これを 舌苔と言います。この舌磨きで、改善する人もいますが、向かい合って話をしていて臭いが気にならないレベルには下がらない人が多いそうです。
 「口臭の原因は、割合としては歯の汚れよりも、舌の汚れの方が大きいのですが、舌をブラシやヘラできれいに磨くのは意外と難しい」と中川さんは言います。その理由は舌の構造にあります。舌の表面は、鏡でよく見ると、極小の突起が無数に並んでいます。舌乳頭と言いますが、舌ブラシは後ろから手前に引いて使うことが多く、舌乳頭の片側はきれいにできても、周囲には細菌が残ってしまいます。また、耕すようにブラシで臭気物質を巻き上げるだけで、検査をすると臭気の数値が高くなることもあるそうです。
ガーゼを濡らして指に巻いて掃除
 そこで、中川さんが確実に舌を掃除できる方法はないかと考えて、たどり着いたのがガーゼを使った舌磨きです。患者に指導している方法は次の通りです。
 〈1〉目の粗いガーゼを切って、水道水で湿らせ、軽く絞る。
 〈2〉人さし指に巻き付け、前後左右になでるように拭う。
 〈3〉ガーゼが汚れたら、きれいな面で繰り返す。
 〈4〉ガーゼに汚れがつかなくなったら終了。ガーゼは使い捨てる。
 〈5〉よく「ブクブクうがい」(頬を動かすうがい)をする。
 「軽く拭えば、ガーゼの編み目状の繊維がうまく汚れをこすり取って、黄色い色が取れてきます」と中川さん。ガーゼの舌掃除の後で、口の中の空気を測ると、一気に臭気成分が減ると言います。最後に実際に患者の息を鼻で嗅いで確かめます。こうした実践を基に、「口臭の多くは舌が問題」と言い切るのです。
 ブラシやヘラでゴシゴシ掃除をすると、舌乳頭を傷つけてしまうこともあるので、その意味でもソフトなガーゼは効果的。舌苔は、疲労時や発熱時、胃腸の調子が悪い時にはたまりやすいそうです。
口臭予防には舌掃除
 「口臭予防には舌掃除が重要」ということはご存じでしたか。うちの家族に聞いてみると、ちゃんと知っていて、妻も娘たちも軟らかい歯ブラシで軽く磨いてきたと言われました。灯台下暗し。きっとご存じの方も多いのでしょう。筆者は口臭を気にしていなかった(鈍感なだけかもしれませんが)こともあって、こうした知識はなく、かつて舌磨きをしたことはありませんでした。
 口臭は個人差が大きいそうで、舌が同じような色でも細菌層の違いからか、臭いが出る人と出ない人がいて、中には舌磨きをしなくても大丈夫な人もいると言います。ただ、自分では、どちらのタイプかよくわかりません。
 冒頭で、会議や打ち合わせの際に口臭が気になるという調査結果を紹介しましたが、そのほかパソコンやスマホに集中している時にも口臭が強くなる、という指摘があります。それには唾液が関係しています。唾液には菌の働きを抑え、洗い流す作用があります。唾液はリラックスした副交感神経が優位の時に出やすく、気が張った緊張状態で口が乾くのは日頃経験することでしょう。緊張、集中して口が乾いた時にふっと漏らしたひと息……。舌磨きをしておけば息を漏らしても安心です。
 鶴見大学歯学部付属病院の口臭外来では、朝、歯磨きの後に1日1回、舌のガーゼ磨きを勧めています。「舌の細菌は、歯垢と同様に磨いたそばから増えてきます。それでも朝1回きれいにして細菌の量を減らしておけば、夕方までだいたい大丈夫です」
口の中以外が原因の口臭もある
 鶴見大病院の口臭外来を毎年新規に受診する患者の9割は、舌や歯の汚れが原因ですが、口臭には、舌の掃除や歯磨きでは解決しないものもあります。歯周病も悪化すると、口臭の原因になります。鼻炎や喉の炎症など耳鼻科の病気も臭いを発することがあります。喉のへんとうにたまった細菌の塊、 膿栓もその一つ。また、糖尿病、肝臓病、腎臓病、胃食道逆流症など内臓の病気も臭いの原因になることがあり、その場合は、お口の掃除ではなく、病気への対処が必要になります。一方、実際には口臭はないのに口臭があると訴える精神的な原因のある人も3%程度来院するそうです。
お酒やニンニクの臭いはどうする
 お酒やニンニクの臭いも気になりますが、これも歯磨きや舌磨きでは抑えることができない臭いです。「アルコールはアセトアルデヒドという物質に変わって血液中に溶け込み、ニンニクも香り成分のアリシンが血液を通して肺に達して、強い臭いが息と一緒に出てきます。臭いが気になるなら摂取を控える必要があります」と中川さんは話しています。
 筆者は、今回の取材をきっかけにガーゼを使った舌掃除を初体験してから、口腔ケアの新たな習慣になりました。エチケットという意識もありますが、口がさっぱりする感じもします。やったことのない方は、試してみてはいかがでしょうか。
 (渡辺勝敏 読売新聞記者)
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謝罪繰り返し、むせび泣く 痩せ細った娘、暴行を容認

2019年09月19日 09時02分42秒 | 事故事件訴訟
謝罪繰り返し、むせび泣く 痩せ細った娘、暴行を容認
2019年9月18日 (水)配信共同通信社

 法廷で娘への謝罪を繰り返した母親は17日、落ち着いた様子で、懲役8年の判決を言い渡した裁判長をじっと見つめた。当時5歳だった船戸結愛(ふなと・ゆあ)ちゃんを死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親優里(ゆり)被告(27)。5日間の審理では、痩せ細った娘への激しい虐待の実態が明らかになり、むせび泣く場面もあった。
 昨年1月に香川から東京に引っ越した結愛ちゃん。父親の雄大(ゆうだい)被告(34)から「太った」と言われて食事を制限され、1日に汁物1杯の日もあった。わずか1カ月余りで体重は4キロも減少。雄大被告は「しつけ」と称して頻繁に結愛ちゃんをたたいたり蹴ったりして、死亡時には体に170カ所以上のあざや傷があった。優里被告も暴行を容認していた。
 「結愛にごめんなさいと謝り続けるしかない。自分を一番許せない」。5、6日の被告人質問で後悔の念を口にした優里被告。衰弱していく結愛ちゃんの様子を検察官が明らかにすると、すすり泣く声が法廷に響いた。
 裁判員から「(暴行を)一度でも体を張って止めたことがあるか」と問われ、「ない」と答えた。「あざを見ると体と口が動かなかった」とも。被告人質問の終盤では「死にたい。結愛の所に行きたい」と号泣した。
 結愛ちゃんは昨年2月8日から27日まで、両親の許しを乞い、自分を鼓舞する内容をノートなどにしたためた。「パパとママにみせるってきもちでやるぞ えいえいおー」。亡くなる3日前には「ゆるしてください おねがいします」とノート片につづっていた。判決は結愛ちゃんの心情をそのまま認定できないとしたが、検察幹部は「最後まで両親に助けを求めた遺書のようなものだった」と語る。
 この日から嘔吐(おうと)を繰り返すようになった結愛ちゃんは、あばら骨が浮き出るほど痩せ細ってもなお、病院に連れて行ってもらえなかった。
 「小学校に行ったら楽しいことしようね」と優里被告に励まされながら、「おなかが痛い」と言って目を閉じ、そのまま帰らぬ人となった結愛ちゃん。9日の最終意見陳述で、優里被告は自分を責め「自分の命よりも大切だった結愛の心も体もぼろぼろにして死なせてしまった」と涙ながらに話した。
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目黒虐待死、母に懲役8年 DV認定も大幅免責せず 「絶望察するに余りある」 結愛ちゃん、東京地裁判決

2019年09月19日 08時58分37秒 | 事故事件訴訟
目黒虐待死、母に懲役8年 DV認定も大幅免責せず 「絶望察するに余りある」 結愛ちゃん、東京地裁判決
2019年9月18日 (水)配信共同通信社

 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ふなと・ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待され死亡したとされる事件の裁判員裁判で、東京地裁は17日、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親優里(ゆり)被告(27)に懲役8年(求刑懲役11年)の判決を言い渡した。元夫による心理的DV(ドメスティックバイオレンス)の影響を認めつつ「責任を大幅に減じる事情とみることはできない」と判断した。
 判決理由で守下実(もりした・みのる)裁判長は、結愛ちゃんは厳しい食事制限によって骨が浮き出るほど異常に痩せ、嘔吐(おうと)を繰り返すなどしていたのに、被告は虐待の発覚を恐れて医療措置を受けさせなかったと指摘。児童相談所の関与も拒絶しており「強い非難に値する」とした。その上で、大好きだった母親に救ってもらえず「結愛ちゃんの苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」と述べた。
 優里被告は、頻繁に説教されるなど元夫雄大(ゆうだい)被告(34)=同罪などで起訴=から心理的DVを受け、逆らえなかったと認定したが「抵抗の態度を示すこともあり、最終的には自らの意思で従っていた」と結論付けた。
 結愛ちゃんがノート片に「ゆるして」などとつづっていたことについては、雄大被告から怒られるのを防ぐために優里被告と一緒に書いたと指摘。「結愛ちゃんの心情をそのまま認定することはできないが、この記載がなくても虐待を受けた心情は十分推し量れる」とした。
 守下裁判長は判決言い渡し後、「結愛ちゃんは戻ってこないけれど、裁判が終わってもあなたの人生は進むから、しっかり考えてください」と語り掛け、優里被告はうなずきながら聞いていた。
 弁護側は、雄大被告の執拗(しつよう)な心理的DVの影響を踏まえ、懲役5年が相当だと主張していた。
 判決によると、昨年1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えず、雄大被告が暴行していることを知りながら結果的に容認。極度に衰弱していたのに医療措置を受けさせず、3月2日に肺炎による敗血症で死亡させた。
 雄大被告の初公判は10月1日に開かれる。
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「過ちは誰でも起こしうる」目黒虐待死公判の裁判員会見

2019年09月19日 08時54分50秒 | 事故事件訴訟
「過ちは誰でも起こしうる」目黒虐待死公判の裁判員会見
2019年9月18日 (水)配信朝日新聞

 東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)を虐待死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判で、判決後、裁判員を務めた3人と補充裁判員だった1人が会見に応じた。
 「もうおねがいゆるしてください」などと結愛ちゃんがノートにつづった言葉について、50代の会社員女性は「非常に痛々しいと感じた」。50代の会社員男性は詳細を避けつつ「衝撃的な文章だが、調べていくうちに印象は変わった。複雑な事情が絡んだ事件だと感じた」と語った。
 虐待の背景として心理的DVが争点になり、40代の会社員男性は「被害者の苦しみはさることながら、自分のなかでどうまとめていくのか非常に難しい判断でした」と打ち明けた。
 また法廷で何度もしゃくり上げた優里被告について、会社員女性は「これからすべてのものを背負って生きていかないといけない。率直につらいだろうと思った」と発言。伝えたいことがあるか問われると、「私も同じ人間で、過ちは誰でも起こしうる。私から言える言葉はありません」と話した。(阿部峻介)
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