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5歳児30人から唾液採取 渡部教授にイグ・ノーベル

2019年09月15日 07時04分33秒 | 教育
5歳児30人から唾液採取 渡部教授にイグ・ノーベル
2019年9月13日 (金)配信共同通信社

 【ケンブリッジ共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が12日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれ、30人の5歳児から唾液のサンプルを集めて1日の分泌量を調べた明海大保健医療学部の渡部茂(わたなべ・しげる)教授(68)らの研究チームが化学賞を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は13年連続。
 渡部教授は共同通信に「権威があるというか、誰もがよく知っている賞をもらえてうれしい。よくこんな論文を見つけてくれたと思う」と喜んだ。
 授賞対象となった論文は、渡部教授が北海道医療大歯学部の助教授だった1995年に同僚らと執筆。唾液の分泌は食事中に大幅に増えるが、当時は子どもの食事中のデータがなかった。
 渡部教授らは男女15人ずつの5歳児に重さを量ったごはんやソーセージ、漬物など6食品をかんでもらい、のみ込む直前に吐き出させて再び計量し、2日間にわたり唾液量を測定。食事以外の時間と合わせて「1日に計500ミリリットル」という分泌量の推計値を得た。予想していたより少なかったという。
 もっと幼い子どもを調べることも考えたが、うっかりのみ込んでしまう子どももおり「指示を守ってもらえるのは5歳児が限界だった」と話した。
 渡部教授は受賞スピーチの際、子どもの頃に数々の実験に協力させた息子3人と一緒に登壇。唾液量の測定を実演し、500ミリリットルのペットボトルを掲げると、会場から大きな笑いが起こった。
 小児歯科医でもある渡部教授は「子どもにとって唾液はオレンジジュースなどの酸から歯を守るとても大切なもの」と強調した。
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百歳以上、7万人突破 平成の30年間で23倍に 49年連続増、女性88%

2019年09月15日 06時59分36秒 | 
百歳以上、7万人突破 平成の30年間で23倍に 49年連続増、女性88%
2019年9月13日 (金)配信共同通信社

 「敬老の日」(今年は16日)を前に、厚生労働省は13日、全国の100歳以上の高齢者は7万1238人となり、初めて7万人を突破したと発表した。昨年から1453人多く、49年連続の増加。女性が88・1%を占めた。1989年は3078人で、平成の30年間で約23倍となった。同省の担当者は「健康増進や介護予防の取り組みなど複合的な要因がある」としている。
 住民基本台帳を基に今月15日時点に100歳以上になっている人数を集計。男性は昨年から132人増の8463人、女性は1321人増の6万2775人となった。2019年度中に100歳になる人は3万7005人(昨年度比4764人増)。
 女性の最高齢は、ギネスワールドレコーズ社から、男女を通じ「存命中の世界最高齢」に認定されている福岡市の田中(たなか)カ子(かね)さんで1903(明治36)年1月生まれの116歳。男性の最高齢は新潟県上越市の渡辺智哲(わたなべ・ちてつ)さんで、07(明治40)年3月生まれの112歳。田中さんは11日、福岡市の高島宗一郎(たかしま・そういちろう)市長から祝福の花束を受け取ると「死ぬ気はせん」と相好を崩していた。
 都道府県で100歳以上の高齢者が最も多いのは東京の6059人で、3933人の神奈川、3648人の大阪が続いた。人口10万人当たりの人数が最も多いのは、高知県の101・42人、100・87人の鹿児島が続き、昨年まで6年連続で最多だった島根県は99・85人で3位となった。全国平均は56・34人。最も少なかったのは埼玉の33・74人だった。
 調査を始めた63年の100歳以上の高齢者数は153人。2012年に5万人、15年に6万人を突破した。増加傾向は続くとみられ、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、29年には18万人を超える見込み。
 日本人の平均寿命(18年)は女性が87・32歳、男性が81・25歳。
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