新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

念願の大泉(大鳥)鉱山

2020-10-16 23:39:27 | 鉱山

来週から春に滞在頂いたビジネスのお客様が再び来られるとのことで、自由になる平日が今日限りとなり、思い切って本日は鶴岡まで足を延ばしました。

目的地は山形県鶴岡市の山奥、大鳥地区にある大泉鉱山の選鉱場跡。象潟、鶴岡を経由し、国道112号で庄内朝日から県道349号線に入った一番奥の地区で、当YHから4時間程のドライブでした。

大鳥地区には近くの大鳥池にいたという巨大魚、タキタロウの資料館があり、更にその奥の寿岡地区に選鉱場はありました。本当はあと2週間ほど後に来ようと思っていました。まだ雑草が枯れ切っておらず、草むら半分という状態ですが、なかなかいい感じに残っていました。

選鉱場は鉱山から鉱石を運んで、含有率の高いものを選別する施設。上物は木造でしたので残骸はありませんが、基礎や付属施設が残っていました。この選鉱場は、昭和6年(1931)からの後期、吉乃鉱山(横手)などを所有した大日本鉱業が大泉鉱山として大鳥鉱山を再稼行した時に使われていたもの。11km山奥の鉱山から索道で鉱石を運び、ここで選別後、精鉱として秋田県八森にあった製錬所(発盛製錬所)に運んだそうです。規模としては、尾去沢(秋田)や阿仁小沢(秋田)などよりもこじんまりした感じです。

鉱山として発見・稼行されたのは江戸後期のことで、明治28年(1895)には古河鉱業が大鳥鉱山として所有し、大正にかけて全盛期を迎え、3000人を超える従業員がこの山の中に暮らしていたと。雪崩で宿舎などが被害を受け、死者154人という惨事と直後の第一次大戦後の金属価格の暴落などで閉山。その鉱山や旧大鳥鉱山時代の製錬所があった場所は、この場所から朝日スーパー林道を進んだ場所にあったのですが、下調べが足りず、今回は1km手前で断念。やっぱり四駆が欲しいかも。

見学の結果は、目標達成率6割程度でしたが、今回は行くことが大きな目的でしたので、かなりも満足感でした。

時々


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