ヌマンタの書斎

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バイオハザード ザ・ファイナル

2016-12-30 13:57:00 | 映画

これで一応完結らしい。

正直、あまり信用していないが、この作品に関する限りは、相応に完結している。日本のコンピューターゲームであるバイオハザードの映画化として始まった、このシリーズもこれで一応の終結をみたことになる。

私はホラー映画も、ホラー小説も好きなのだが、ホラーゲームは好きではない。アクションゲームが苦手なせいもあるが、あの暗い画面が好きではない。もっともゲームセンターによく置いてある、あの銃でゾンビを蹴散らす奴は、偶にやることもある。あれは爽快で気分いい。

たしかプレイステーションだったと思うが、家庭用ゲーム機で遊ぶバイオハザードは、どうもチマチマしていけない。どうせなら、派手なほうがいい。

だから、映画化されたバイオハザードは、けっこう楽しめた。ただ、シリーズが進むにつれて、醜悪でおぞましいゾンビよりも、人間のほうが恐ろしげに思えてきた。特にアンブレラ社の幹部たちの冷酷さは、ゾンビよりも厭らしい。

その結果、当然のように表題の映画では、ゾンビは悪役の添え物に落ちぶれ、アンブレラ社の幹部こそが真の悪役として、アリスの前に立ち塞がる。シナリオの流れからすれば、必然的ではあるが、ホラー映画というよりもアクション映画の匂いが濃厚な作品となっている。

映画そのものに不満は、あまりないのだが、映画館を出た後の印象は正直薄い。年末年始の映画としては、「ローグ・ワン」の方が良いと思う。でも、シリーズものの最終話として破綻はしていないので、観ても損はない。

実は一番、インパクトがあったのは、老齢に達したらこうなるのかと驚いた、ミラ女史の老け顔メイク。これは一見の価値ありでした。ちょい、ネタばれ、ごめんなさいね。


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