ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ケンタッキー・フライド・チキン

2024-06-03 09:17:36 | 健康・病気・薬・食事

心配だなぁ、心配だな。

報道によると日本KFCの大株主である三菱商事が保有する株式が、アメリカの投資ファンドに売却されたらしい。

COCO一番もそうだったが、投資ファンドに経営が移った場合、どうしても配当を増やすために値上げするなどあれこれと画策してくる。おそらく問題になるのは、三菱商事が仲介している国産鶏の取り扱いではないかと私は予測している。

私の友人で海外旅行経験が豊富な奴がいるが、KFCは世界中にあるので、日本食がない地域でも安心して食べられるそうだ。しかし、カリカリのクリスピーなチキンは海外も十分美味しいが、日本国内のKFCで食べられる肉汁豊富な柔らかいフライドチキンは、やはり日本のものが一番美味しいそうだ。

カロリー制限を穏やかにやっている私だが、それでもKFCのチキンは時折食べたくなる。たしかに油が多いが、それにも増して肉汁の豊潤さ、バランスのよりスパイス配合などは高く評価している。その秘訣はといえば、やはり三菱商事が仲介して厳しい基準を満たした養鶏農家の努力の賜物だと思う。

実際、飼料の配合、餌の管理、薬剤採取などち密なマニュアルに基づき鶏の育成を求めているようで、養鶏農家もかなりの負担となるが、それなりの収入ではあるらしい。アメリカの投資ファンドが新たな経営主体となる、このあたりのコストダウンを求めてくるのではないか。

肉質を維持したままでコストダウンを図るのは至難の業である。なにせ日本のから揚げは、来日した外国人観光客が皆絶賛するほどの肉質の良さが売りであり、本来同じ味であるはずのKFCでさえ日本のものは一味違うと言わしめる質の高さを誇る。

私にとってはたまの贅沢がケンタッキー・フライド・チキンなので、叶うならばこの味は変わらずにいて欲しいと切に願うのです。


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 逆説のユーラシア史 杉山正明 | トップ | 情報統制自主規制 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hanakonoantena20220612)
2024-06-03 12:00:18
こんにちは☺️。

体調は回復されましたか?くれぐれもご自愛くださいね。

中東で食べたKFCは、よりスパイシーで肉が薄くて可食分が少なく、日本のそれとは大きく異なりました。積極的に食べたいとは思えませんでしたね。その後、自宅近所に出来たBOSTON CHICKEN の方が美味しくて、KFCに行くことはなくなりました。

同時期に英国のロンドンで食べたKFCは日本のそれと比べても遜色なく、美味しく頂けました。

世界的チェーンと言っても、同じ品質を提供できるとは限りませんね。お国柄が出る。

ヌマンタさんが懸念されているファンドへの事業譲渡は、消費者には歓迎出来ない変化が多い印象。

ファンドは企業に対して愛着はなく、買収は単に金儲けの手段に過ぎないからでしょうか?

HISが香港のファンドに売却した長崎ハウステンボスもどうなることやら…

ヌマンタさんが仰るように、日本のKFCは原材料の鶏肉が良質なのでしょう。
返信する
Unknown (ヌマンタ)
2024-06-04 13:02:45
はなこさん、こんにちは。世界各地で個性あるフライドチキンがあるのは、ある意味多様性の意味で好ましいと思います。ただ、鶏肉の品櫃は養鶏農家の努力の賜物です。米国系ファンドがそのあたりをどう評価してくるのか、やっぱり不安ですね。
返信する
Unknown (ごみつ)
2024-06-04 22:27:39
こんばんは!

わ~、私もケンタッキーフライドチキン大好きなんですよ。
値段がそこそこするのもあって、食べるのはたま~にですが、本当に美味しいですよね。

あの味はどこの店でも出せない唯一無二なので、喩え値上げしても、質は落とさないで欲しいです。

ああ、3ピースくらい一気食いしたいです。(笑)
返信する
Unknown (ヌマンタ)
2024-06-05 09:22:55
ごみつさん、こんにちは。たしかに高めの値段設定ですが、それに見合う美味しさだと思うのですよね。株主への配当原資の増加のため、味を落としての改悪は止めて欲しいと切に願います。
返信する

コメントを投稿

健康・病気・薬・食事」カテゴリの最新記事