マスコミ様は批判するのは好きだが、批判されるのは大嫌い。
なかでも記者クラブについて批判されるのを嫌がる。でも、嫌がるのはTV局や新聞社など大手だけ。零細な雑誌やフリージャーナリストは記者クラブからは締め出しているので、事実上大手マスコミ様の治外法権地帯と化している。
なかでも問題が多いのが、外国人記者クラブだ。正式には、日本外国特派員協会という。
元々は、戦後マッカーサーがGHQを率いて日本に進駐した際の、情報統制機関である。その後は、外務省所管の公益法人となっている。冷戦時代には、ここの所属する記者の大半が、母国の情報機関と関係をもっていたせいか、ひどく政治的な偏向が強い。
ちなみに、それをバラしたのは、旧ソ連の諜報部員であったレフチェンコである。崩壊したソ連のせいで苦境に陥ったスパイが、西側に売り込んだ告白本がネタなので、ある程度割り引いて判じるべきだと思う。
でも、実際にこの外国人記者クラブがしでかしてきたことを思うと、やはり情報操作、煽動報道などに使われてきたと考えたほうが納得がいく。一言で云えば、反日報道のメッカなのである。
そのせいか、朝日新聞を始め左派マスコミは、よくこの記者クラブでの会見を利用して、自らの信念(反日自虐報道こそ、日本を平和に導く)を鼓舞するのに活用している。
要は外人様がこういっているのだから、やはり今の日本はおかしいんだよ、と。
この外国人記者クラブで無責任で適当な反日、自虐を目的としたおかしな日本像が世界に配信されてきた。もちろん配信したのは外国のメディアだが、それを裏で煽っていたのは、朝日新聞や岩波書店らである。
もっとも最近は、インターネットの普及に伴い既存のマスメディアの経営基盤が揺らいでいる。そのため、日本から支局を撤退させる動きも多く、外国人記者クラブに加盟するマスメディアは減る一方である。
すると、妙なことになってきた。最近外国人記者クラブで元気なのは、コリアやシナの記者である。また欧米系の記者だと、長年反日侮蔑記事を書きなれた老齢の御仁が残っているばかりである。
おかげで、ますますひどくなっている。ひどくなり過ぎて、そのままでは記事として使えないものが出てくる始末である。この外国人クラブでのおかしな記者会見は、ネットでも配信されるので、今までのような情報操作がやりにくくなっている。
実際、シリアから帰国した人質屋さんの安田記者の会見では、報じられたくない場面までネット配信されて、かえっておかしくなっている。いくら美化しようと、安田記者の言動がおかしいことは明白である。
でも、大手のマスコミ様は安田氏を過剰に庇う。だからこそ、マスコミ様は下賤なる平民どもから信頼を失していることをご自覚頂きたいものである。
ただし油断大敵というか、今後ますます外国人記者クラブは過激な反日、自虐報道を加速化させると思います。いつだって、追い詰められた少数派は過激な行動に走りがちですからね。