ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

街宣車

2018-02-23 11:56:00 | 社会・政治・一般

本音が透けてみえて面白かった。

なにがって、現在国会での審議の一コマ。確定申告が始まった税務署前にて、佐川・国税庁長官に対するデモを行う市民運動家たちに対する麻生・財務大臣の答弁。

「街宣車をお持ちの一般市民というものも珍しい・・・云々」

デモに集った市民を侮辱するのかと憤る立憲民主党の議員さんの場面が、TV画面に幾度となく登場していた。TBSのニュースなので、立憲民主党側に立っての報道なのだろう。

はっきり言うが、麻生大臣の言うとおり、普通の市民は街宣車なんて持っていない。持っているのは、職業右翼とか、プロ市民であろう。

だが、立憲民主党の議員さんを激高させたのは、市民を侮辱したからではない。あくまで一般の市民が佐川長官に対して怒っているのだと強調したいが故に、そこを否定するかのような麻生大臣の発言に怒ったのだろう。

報道では、国税庁前に1100人が集まったとのことだが、おそらく実数はその半分以下であろうし、その大半が立憲民主党に動員されたプロ市民であろうと想像できる。

一般の市民は、この時期に国税庁に来るとしたら、それは確定申告書の作成と提出であり、わざわざ国税庁長官に抗議するために時間を割きはしない。だいたい、この時期の国税局、税務署は一般の市民で混雑しており、早く申告を済ませて終わらせたいと考える。

しかし、立憲民主党としては、あくまで森友問題に絡ませて、一般の市民が政府の在り方に怒っているのだと世論を誘導したいのであろう。普通の市民が怒っているのだから、安倍内閣は退陣せよと言いたいのが本音であろう。

これは、民主党時代どころか、そのまえの社会党や新進党の頃から変わらぬ、彼らの切なる願いである。つまり願わねばならないほど、一般市民から支持されていないことの証明でもある。

私としては呆れるしかないのだが、彼らはなぜ自分たちが一般の市民から支持されないのかが理解できない。自分たちの主張は正しいのだから、普通の市民は支持してくれるに違いない。

なにかきっかけがあれば、きっと目を覚まして、自分たちを支持してくれるはずだ。

頑なにそう思いこんでいる。決して自分たちが間違っているが故に、一般の市民が支持してくれないのだと考えることはしない。決して反省しないのが、彼らの特徴である。

まァ、私としては、彼らがそのような頑迷さに囚われている間は、安心していられるので良いのですがね。次の選挙でも、間違いなく少数野党であることは決定的ですからね。

コメント (2)
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