のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

天国的半睡

2014-05-01 | 音楽
のろさんが音楽カテゴリの記事を書くのはたいていの場合、他のネタが間に合わなかった時です。

それはさておき

目覚ましの補足として、ラジオのタイマーをセットしております。
今日は収入源のお仕事の方は休みでございましたが、タイマーはいつも通りに作動し、枕元から何やら天国的な響きが聞こえて来るわい、と半分まどろみながら聴いておりました。

あとで調べてみたらば、この曲でございました。

スペインのフォリアと12の変奏曲 フランシスコ・ペトリー二


あらためて聴いてみると、ずいぶん物悲しげな曲ではあります。
まあのろさんの天国にはこのぐらいがちょうどいいのよ。
Francesco Petriniの名前で検索してみても、ネット上にはたいした情報はございませんでした。こちらによるとハープ奏者兼作曲家であった人物で、メクレンブルク-シュヴェリーン(現在のドイツ北東部)で宮廷仕えをしたのち、1769年にパリへ赴き、作曲や執筆にいそしんだとのことです。こんなに美しい曲を作曲(編曲?)したのに、あんまり有名ではないのですね。そんなもんか。

この勢いで、作業用BGMとしてyoutubeでハープの曲を聴いていたらば、超有名作曲家がマイナーな楽器で出てまいりました。

ええ、「鼻から牛乳」でございます。

トッカータとフーガニ短調


パイプオルガンの荘厳で強靭な音色も結構ですが、この今にもパリンと砕けそうな、危うく張りつめた響きもいいですね。