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米子・倉吉

2023年04月28日 | 日々の雑感
米子・倉吉

24日(月)から27日(木)まで、一年ぶりの米子行きだった。一年前には母親が足の骨折(というかヒビ)でひと月くらい入院して退院したばかりだったので、支援のために行ったのだった。今回は生活も順調のようなので、様子を見に行ってきた。

月曜日はデイサービスの日で、月曜日に行くと連絡した時に、デイサービスの帰りが3時過ぎになるという話を聞いていたので、余裕をもって行くことにした。ただ特急の時間とかは決まっているので(車ではない)、米子市立美術館でちょうど「広重展」をやっていたので、そちらに寄った。東海道五十三次がかなり集められていて、興味深かった。

4時過ぎに母親の家に着く。「今日のデイサービスはどうだった?」と尋ねると、行っていないという。「え?どうして?」―「〇〇(私の名前)が来るというから断った。」なんでよ!3時過ぎまでデイサービスがあるからそれに合わせて行くからと言っていたでしょうが!それで着くなりひと悶着(っていうか、母親は反論しないので、私が一方的に言いまくる)。

初っ端から機嫌が悪くなる私。スーパーで買ってきたお惣菜で食事をする。こたつでの生活(腰が痛くなる)、田舎ゆえ地上波で見ることができる番組もすくない、話題もない、そんなで早々に就寝。

翌日(火曜日)は一日中雨で寒い。小雨なら出かけたいと思っていたのだが、けっこうな降りなので、ひたすら我慢。昼食後に訪問介護の人が来てくれる。冷蔵庫の中を見て、今日は買い物は要らないですね、と言って、あるもので卵焼きとナスと豚肉の炒め物を作ってくれた。その後、掃除をしましょうかというので、私が午前中にやったので、やりましたというと、母親と一緒に便所掃除をして、便座カバーを付け替えてくれる。30・40分もいて、帰っていかれた。

週に二回来てくれるのだが、こうしたちょっとしてしたことでもしてくれるために来てくれるのは助かる。

その晩も早々に就寝。三日目は午前中は雨だったが、午後は天気になるという予報なので、松江にある島根県立美術館に行く。米子から松江までは普通電車でも30分程度で着く。美術館はバスで10分程度。平日だし雨だったので人も少ない。写真家の特別展をやっていたが、とくに関心がないので、平常の展覧だけを見る(300円)。その中には、おかっぱ頭の麗子像で有名な岸田劉生の自画像が印象的だった。

美術館入り口


美術館から宍道湖


松江から倉吉に特急で行く。各駅でも良かったのが、連絡が悪くて、4時間もかかるが、特急なら1時間も程度。チェックインまで余裕があったので、ホテルの近くにある今井書店(鳥取県では有名な書店)で本を見ていると時間になった。

ホテルにチェックインして夕食をとり、大浴場であたたまる。今回、倉吉に来たのは『Dr.コトー診療所』映画をみるため。しかも今日(27日木曜日)が最終日なのだ。

しかし開始の10時半までかなりの余裕がある。時間が無駄だな。そこで色々調べてみると、なんとか旧国鉄倉吉線の廃線跡見物ができそう。バスで30分くらいで行ける。しかもちょうどいい時間に便がある。

廃線跡(普通の歩道になっている)


竹林のなかの廃線跡


そこでホテル前からバスに乗る。初めて行くところで、不安と期待。朝が早いので高校生たちがたくさん乗っている。すごい田舎の泰久寺というバス停で降りる。10分も歩くと廃線跡。すごい!こんなところがあるんだ。線路をどんどん歩いて、写真を取る。でも帰りのバスの時間だ。「もっとじっくり歩いてみたい、よし、もう一度来るぞ」と思いながら、引き返し、帰りのバスに乗る。行きと同じ運転手さんだ。



倉吉駅まで戻って下車して、『Dr.コトー診療所』を観て、2時24分発の特急はくとに乗って一路大阪へ。2日目までは天気も悪くて、気持ちも沈みがちだったが、後半は天気も良くなって、久しぶりに良い旅行だった。

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