読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

『メダカと日本人』

2020年09月08日 | 自然科学系
岩松鷹司『メダカと日本人』(青弓社、2002年)

去年だったか、蓮池の蓮の花の映像などをテレビで見るたびに、家でも蓮の花が咲いたらいいねと話しており、そのうちどっかから蓮の種をかみさんが買ってきた。なんか泥もセットになったものだったと思う。

陶器の鉢が要ると言うのでコーナンかどっかまで買いに行って、泥水に蓮の種を植えたら、蓮の葉っぱは出てきたが、ベランダでは日照時間が足りないせいか、花は咲かない。

蓮の鉢は秋から春までは葉っぱもないし寂しい。金魚かなんか育てたらいいんじゃない、ということになって、今年の春先に金魚を買いに行ったら、メダカのほうがいいとかみさんが言うので、メダカを買ってきた。十匹くらい。

そしたらあっと今に卵を生んで、増えてしまった。いまは別の水槽で稚魚を育てている。何回も生むのだが、あらかたは親が食べてしまうので、育つのはごくわずか。かみさんは毎日メダカ用の餌をやって世話している。

そういうこともあって、この本が図書館で目にとまったので、借りてきた。

かなり専門的な本で、世界での分布や遺伝子や細密な絵図もあり、飼育に関係なさそうなところは飛ばして読んだが、水温や餌のことなど参考になった。

まぁ最近はネットで調べればたいてい分かるようなことばかりなのだが、日本での飼育の歴史だとか文化的なことも書いてあって、それなりに興味深い。
 
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