こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

相対価格が最安 60キロ当たり1万2481円 14年産米 農水省が初の発表

2014年10月31日 15時57分08秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「相対価格が最安 60キロ当たり1万2481円 14年産米 農水省が初の発表  (2014/10/31)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省は30日、2014年産米の産地と米卸間の取引価格である相対取引価格を発表した。
9月の全銘柄平均価格は60キロ当たり1万2481円(前年産同月比16.1%安)で、同省が調査を始めた06年産以来最安値だった。
需給が今後も緩むと見る米卸などからの値下げ圧力を強く反映した形となった。
今後も小売りの安値設定が続く限り、厳しい販売環境が見込まれる。

同省が14年産の取引価格を示すのは初めて。
9月の取引数量が100トンを超えた70銘柄の価格を公表した。
JA全農が示す相対取引基準価格が、前年比で2000~3000円程度引き下げとなる中、実勢の取引も同水準の下げ幅となった。

14年産は、13年産の在庫過剰の影響を引きずり、需給が緩い環境での出回りとなった。
10月以降の持ち越し在庫も20万トン近くに上る中、業務用米では前年産を使い続ける実需者が多い。
14年産が外食で本格的に出回るのも年明け以降となる見込みで、14年産の契約、販売は後ろ倒しになるのが避けられない情勢になっている。

10月15日時点の作況は101の「平年作」だが、青死米の発生が多い状況が見込まれている。
しかし米卸は「需給が緩い環境は変わらない」と指摘するなど、今後の価格に与える影響は不透明だ。

相対取引数量は前年比産比8.3%増の13万3647トン。
価格の下落や涼しい気候を受けて小売りでの販売数量が増えているためで、契約の停滞感は前年産より収まっている。
というもの。

もう、うんざり。
大切な内容なのだが、「見たくない」、「読みたくない」という思いが、日に日に強くなってきている。
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収穫量1万4000トン減 販売環境改善が不可欠 10月15日水稲作況

2014年10月31日 15時49分40秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに、「収穫量1万4000トン減 販売環境改善が不可欠 10月15日水稲作況 (2014/10/31)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省は30日、2014年産水稲の作柄概況(10月15日現在)を公表した。
全国の作況指数は101(平年=100)、作柄は「平年並み」で9月末の前回発表と同じ。
主食用の予想収穫量は1カ月前と比べて1万4000トン減の788万5000トンとなった。
これとは別に、品質が劣り精米段階で取り除く「青死米」の割合を今回初めて調査。
収穫量が17万トン程度減ると試算し、需給が現状より締まる可能性を示唆した。
ただ、民間在庫は過剰基調にある。
農水省は、最終的な米価が再生産の見込める水準に上向くことを期待しているが、それには販売環境の改善が欠かせない。

前回調査は、収穫が3割程度の時点での数値だった。
10月15日時点で収穫は9割程度終わっており、各地の実際の収量などが反映された。

主産地の作況指数は北海道が107、北陸が100。
いずれも前回から1ポイント下回った。
北海道は倒伏が多く、北陸は日照不足が影響した。
一方、東北は前回から1ポイント上昇し、105となった。
9月以降の天候が順調だったためだ。

こうした変動もあり、作柄は前回と同じだったが、予想収穫量は1万4000トン減った。
主食用米の作付け見込み面積は147万4000ヘクタールで変化はない。

農水省は、予想収穫量とは別に「青死米」の割合を注視する。
品質が劣り精米段階で取り除かれる青死米の混入率は、全国1001のサンプルから調べると6.4%。
平年値よりも2.1ポイント多い。
農水省は、平年値との差を予想収穫量に置き換えると17万トン程度減ると計算する。

統計の基準を満たした1.7ミリ以上の主食用米のうち、最も多くの生産現場で用いられる1.85ミリ未満の割合が例年より多いことにも着目する。
平均値と比べると0.4%増。これを予想収穫量に置き換えると3万トン程度減る計算だ。

農水省は「青死米で17万トン、ふるい目で3万トン、計20万トン程度減る可能性がある。需給は締まる方向にいくのではないか」(農産企画課)とみる。

ただ、民間在庫が222万トン(6月末現在)に上る事態は変わっていない。
米の需給が実際にどこまで締まるかは不透明な部分も残っている。

・相場浮揚 好材料なし 新潟大学農学部教授 青柳斉氏に聞く

農水省が30日に発表した2014年産米の作況指数(平年作=100)の見方を、米流通に詳しい新潟大学農学部の青柳斉教授に聞いた。

今年産米は、8月以降の低温や日照不足の影響で東海以西の西日本の作況が平年作を割り込んだのに加え、北海道から関東にかけても登熟にばらつきがあったというが、作況指数自体は前月発表と変わらなかった。

主食用の予想収穫用も788万5000トンと生産数量目標(765万トン)を20万トン超も上回っている。
米価低迷の傾向に変化がないとみる。

登熟のばらつきで影響が出るのは等級だ。
価格面で見れば等級間格差が出てくるが、需給に影響をもたらすとは考えにくい。
1.85ミリの網目のふるい目より下に選別される玄米の重量割合が過去5年平均値に比べて0.4%多いと説明している。
主食用に提供できる米の大きさの基準を1.7ミリ以上と設定している以上、業務用米やブレンド米の世界には関係ない。

逆に価格が下がって消費が伸びるのではないかとの見方もあるかもしれないが、ここ20年間を振り返ってほしい。
米価下落に反して消費が伸びたかといえばそうではないからだ。

消費が伸びていくとも考えにくい。
家計で見れば米価が下落した分、浮いた分で米を多く食べるというよりはむしろ他の穀類や嗜好(しこう)品を増やす可能性もある。

主食用米を生産している農家を中心に経営が大変なところが多い。
農業をめぐる環境が厳しいが確実な生産調整に取り組むのは重要。
国も地道に生産する農家を育てていくために、転換作物の施策の一層の充実を図るなど取り組むべきだ。(聞き手・久米千曲)
というもの。

対策もとれない。
打開策もない。
どうにもならない。

出るのは、ため息ばかりだな。
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「朱鷺と暮らす郷」拡販活動イベントのお知らせ

2014年10月31日 15時33分31秒 | Weblog
スズノブ店頭にて、11月14・15日、「26年産 朱鷺と暮らす郷」拡販活動イベントを、店頭でいたします。

日時:平成26年11月14日(金)・15日(土)
時間:10:00-17:00
場所:スズノブ店頭(目黒区中根2-1-15)
   東横線 都立大学駅より、徒歩3分
人員:佐渡市、地域おこし協力隊、JA佐渡、グレイン・エス・ピー
   ちょりママさん(料理ブロガー)、オーシャンズ
  (ちょりママさんは15日のみとなります)

ちょりママさん http://ameblo.jp/chorimamebiyori/
朱鷺と暮らす郷 https://www.city.sado.niigata.jp/eco/info/rice/index.shtml

目的・概要
本年度、朱鷺と暮らす郷応援大使として、田植え、生き物調査、稲刈り体験をした、料理ブロガー「ちょりママ」とコラボ・協力して、スズノブ店頭に於いて、「朱鷺と暮らす郷」の試食を進めるとともに、ちょりママさんの「朱鷺と暮らす郷」に合うレシピをふるまい、より多くのブロガーさんにご来店いただき、米専門店の魅力、こだわりを知っていただく。
さらに、おけさ柿、りんご等の果樹や水産物、加工品の物産を通して、お客様との交流を図り、スズノブ店頭へのお客様の誘導と「朱鷺と暮らす郷」の拡販・販売促進につなげる。

朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 農薬・化学肥料5割減 認証マーク
朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 農薬・化学肥料8割減 認証マーク
朱鷺と暮らす郷こしいぶき 農薬・化学肥料5割減 認証マーク

PR:レシピサイト「Nadia」の特設サイトで告知・PR
   スズノブ店頭での告知・PR

販売:朱鷺と暮らす郷コシヒカリ・こしいぶき・世界農業遺産GIHAS佐渡の郷コシヒカリ
   さどっ粉(米粉2種類)
   餅各種(切り餅)
   柿(おけさ柿・あんぽ柿・干し柿)
   干し椎茸
   ジャム各種
   佐渡の乳製品(チーズなど)
   佐渡の海産物(一夜干しイカ・イカの塩辛・トビウオのすり身、もずく、わかめ、その他海産物の加工品)
   お茶 etc.

プレゼント:1000円以上お買い上げいただいた、先着50名様に、2合パックをプレゼント
      「朱鷺と暮らす郷」をお買い上げいただいたお客様に、ちょりママさん考案レシピをプレゼント

イベント近くなりましたら、再度お知らせいたします。
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ちよっとズルくないか

2014年10月31日 11時46分46秒 | Weblog
殆どの産地で新米の収穫が終わった。
その結果、出来が良い、出来が悪いと、生産者ごとにも地域ごとにも違いが出てしまっている。
その中で、必ず起こる現象がある。

それは、今迄自分が作ったお米は、JAに出さずに全て自分で販売していたのに、いざ出来が悪くて自分で販売できないとなったら、途端にJAに泣きついてくる。

これって、なに?
身勝手すぎないかな?

自分で販売すると言ってJAから外れているのなら、出来不出来に関係なく、全責任を自分で背負うべきではないのかな?

出来が良ければ、自分で売る。
出来が悪ければ押し付ける。

こういう考え方が、地域の足並みを見出し、地域のブランド化の足を引っ張り、地域の評価を下げていっているというのが判らないのかな?

どうせ自然の流れとして、こういう地域のJAは衰退して無くなっていくから、最後は自分で何とかしなければならなくなるんだけどね。
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ホクレンと4時間

2014年10月31日 09時54分55秒 | Weblog
昨日15:30から19:30まで、ホクレンと打ち合わせをしていた。
内容は、今年のお米の品質などについてと、これからのこと。

既に北海道米を仕入れている米屋であれば判っている事と思うが、品質から特徴から流通から、全てに於いて例年通りではない。
北海道米プロジェクトを始めてから、最も悪い年だと言い切れるだろう。

本当なら、こんな時にこそプロジェクトの威力を発揮したいものなのだが、数回書き込んでいる事からも判るように、1枚の図面が2枚になっているし、米屋よりもスーパーに比重が行ってしまっているなど、ホクレンと自分との足並みは揃っていない。

自分が作っているプロジェクトは、お互い足並みが揃っているのが前提となっている事から、今回の状況の中では、1つも威力を発揮する事ができない。
よって、自分としては打つ手がない。

この1年間を、どう乗り切っていくのかについては、ホクレンにすべて任せるしかないのだろうな。
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