仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

銚子市の宝満寺

2017年08月26日 | 日記
ここ数年、8月25日は銚子市の宝満寺へご法話に招かれています。約100キロ、利根川の土手道をひたすら走って行きます。帰り道、いつもはちょうど2時間で帰って来るのに、途中、ゆっくり(普通速度)走っている車があって、20分、余計にかかりました。

法話の内容は、8月に銀座サロンで話した「仏さまのお姿」の話。写真をA3にコピーして、その写真をお見せしての法話でした。手を加えた分、話し側と聞く側でコミニュケーションが取れて、話がスムーズでした。これは息子が墓地の礼拝室での法話で、映像を見せながらの法話をしたことを聴き、追従したものです。聴衆と一緒に法話会を作り上げていくという手法が苦手なので、勉強になりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い 霊柩車の撮影

2017年08月25日 | 日記
一昨日、築地本願寺本堂へ行くと、築地としてはこじんまりの本堂での葬儀のお荘厳が設置されています。今までに見たことなないほどの小ささだったので、知り合いの葬儀社社員がいたので、「ずいぶんこじんまりしていますねー」と尋ねました。

すると、「山村美紗サスペンス赤い 霊柩車シリーズドラマの撮影があるので。浄土真宗の正式な荘厳でと依頼で」とのこと。ネットで見ると片平なぎさ主演のテレビドラマらしい。本堂へ行ったのが2時だったので、少し粘っていれば撮影シーンが見られたのに違いありません。

ロケ地が話題となる昨今です。築地も大ばん振る舞いで場所提供したのでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色の心理学

2017年08月24日 | 日記
仏さまのお姿は、色々な色が示されています。以下『往生要集』による

世尊の身の皮は、みな真金の色なり。光潔晃耀すること、妙金台のごとし。

頭皮は金色をなし、髪は紺青色をなす。一髪一螺巻きて頭上にあり。頭骨は雪色をなして内外明徹す


唇色赤好にして光明潤沢なりと想へ。次に歯白く斉密にして、白きこと珂月のごとくして内外映徹すと想へ。


その爪光潔なること、華赤銅のごとし。


『色の心理学』(佐々木仁美監修)は、色を心理学的な面から解き明かした本です。

部屋の色の違いにとって、時間の長さや体感温度が違うという。まずは温度です。以下転載。

赤一色の部屋と青一色の部屋を用意し、同じ温度、同じ湿度に設定して、被験者にそれぞれの部屋に入ってもらうという実験があります。
 その結果、赤い部屋に入った人は、脈拍、呼吸数、血圧が上がり、暑く感じ、青い部屋に入った人は、脈拍、呼吸数、血圧が下がり、涼しく感じた、という結果がでています。
 赤は。赤外線の隣に位置する色であり、波長が大きいので、筋肉の興奮効果もあり、暖かぐ感じる色です。
 また、青は、紫外線よりに位置する色であり。岐長が小さく、さざ波のような優しい波長なので、筋肉の弛緩効果もあり、涼しく感じる色です。
 この実験では、目隠しをした状態でも、同じような結果が得られていますので、皮膚を通して、波長を感じ、生体反応を引き起こすと、考えられています。
 その体感温度の差は、なんと3度。これを利用して、夏は、さわやかな青を基調としたファブリックに、冬は、暖かみのある赤を基調としたファブリックに変えれば、快適な暮らしや、電気代の節約、エコにもつながるでしょう。(以上)

次は時間の感覚が違うという。以下転載。



赤い部屋と青い部屋では、赤時間の感覚も異なります。
 例えば、赤い部屋にいると30~40分ぐらいしかいなくても、1時間いたような感覚にそして、青い部屋では、1時間いても、30~40分ぐらいしか経っていないよつな感覚になるのです。その差は、個人差や環境にもよりますが、約2倍。この赤と青の時間感も、色が休の反応?ひきおこす作用と関係しています。
  実際、ファミリーレストランが赤を基調とした暖色系なのは、食欲色であり、楽しいイメージカラーである、ということにプラスして、色の時間感を利用することにより、少しの時間いただけで、十分過ごしたような満足感をあたえ、回転率をあげるという効果を得ているのです。
 逆に、工楊など、流れ作業や単純作業の場所では、時間を長く感じる傾向にあるので、青を基調とした配色をとり入れるとが望ましいでしょう。

自殺をとどまらせる色
暴力をおさえる色

ロンドンのテムズ川にかかるブラックフライアルブリッジは、以前、自殺の名所として有名でした。その後黒から緑色(現在は色が違います)に塗りかえられたところ、なんと自殺者が3分の1に減ったといわれています。黒は、絶望の色。自殺を考えるうつうつとした心理状況の人が、黒い色の中にいると希望を見いだせす、投身していたのに対し、再生を表す緑に変わったことで、リラックス効果が得られ、心理状況が安定したのでしょう。
 アメリカの刑務所で、気の荒い暴力的な囚人たちを静めるために、無機質な壁をピンクに塗り替えたところ、みな一様におとなしくなったという実例があります。ピンクといっても、濃いピンクでは、赤の刺激が強いので、その効果は得られませんので、薄い、サーモンピンクのような色です。ピンクは、子宮内壁の色記憶には残っていなくとも、人間はみな、お母さんのお腹の中にいた時の安心感、心地よさ優しい愛のねくもりを、細胞が無意識に覚えていると言われています。それゆえ、壁を薄いピンク色に塗り替えたところ、その細胞の記憶が呼び覚まされ、安心した優しい気持ちになったのでしょう。(以上)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色 その科学と文化

2017年08月23日 | 日記
阿弥陀さまの智慧を光にたとえられます。この光という光線は、仏さまの働きと似ています。『色 その科学と文化』(朝倉書店)によると、物理学者のニュートンは、色の研究においてのすぐれた功績を残し1704年に出版して『光学』のなかで「光線には色がついていない」という有名な言葉を残したとあります。赤い光と言っている光は、その光が目に入ると赤の感覚を生じる光のことであって、光自体は赤くはありません。そこでニュートンは赤い光線といわず、赤をつくる光線と呼ぶべきだと書いておるとあります。物質的性質を持つ光は、宇宙誕生以来あったのでしょうが、色というのは、その光を赤と感じる人類、ないし人類と類似した動物の発生とともに、初めて生まれたものだそうです。
 如来もやはり、真如として人類の有無に関われず普遍的なものですが、人々の闇を照らす光となって、その闇に応じた姿で姿を現します。「無常」「縁起」という言葉は、人間の闇を照らす光でもあります。
『色 その科学と文化』(朝倉書店)から興味深い深い色についての記述を紹介します。

日本での色に対する意識の起こり方のひとつには、薬用植物に対する信仰とそれらによって染められた色との関係があることは否定できない。薬草は健康を保ち、病気に対して効果のあるものである。このことから、これらの溶液に布地を漬け,衣服に仕立てて着れが,やはり無事息災であろうという考え方も生まれる。野良着に藍染を使うのは、まむしが藍を嫌いしかも汚れが目立ちにくいという点にあるという。紫染の蒲団が健康に良いとか、幼児の産着をう金で染めると蚤がつかないというのも同様の例である。

白はすべての色の基盤になる色である。とくに我々日本人は白に対して憧れに近い感情を持っている。白は清潔であり、新鮮で“おもしろし”とは“しろたえ”と言った古語を見ての白の優先順位が高かったことがうかがえる。先にふれた余白を生かす日本の絵画も、白い面を優先する考え方の現れである。(以上)

「う金で染め」という語が不明です。「しろたえ」は古語辞典に次のようにありますが、もう少し違った意味がありそうです。①こうぞ類の樹皮からとった繊維(=栲)で織った、白い布。また、 それで作った衣服。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「著作権」の基本と常識

2017年08月22日 | 日記
過般、友人から寺報へ新聞に掲載されていた歌を転載するにあたって、著作権の問題はどうなるかという質問をいただきました。あやふやに返答したのですが、図書館で新刊を閲覧していたら『これだけは知っておきたい「著作権」の基本と常識』(宮本督監修・フアレスト出版・27.8.刊行)あり、借りてきました。

私のブログの文章は、かなり著作権を侵害しているようです。

「社内報に新聞や雑誌の記事を転載するのは?社内報は一般の雑誌と同様に著作権が及ぶ
利用料を払って転載する」と次のように指摘しています。

 
 社内報の内容はさまざまですが、業界情報や経済情報を提供する目的で、新聞や雑誌の記事を掲載したいということかよくあります。もちろん、そうした記事には基本的に著作権が存在します。
 新聞や雑誌の記事など、事実を取材して文章にしたものには、情報の取捨選択、論評の付加、文章や構成の工夫などかあるため、著作物として認められます。

引用であれば許諾がいらない
 引用と認められるには、次のようないくつかの条件を満たしている必要があります。
①自分の文章がメインで、引用部分がサブであるという主従関係が明確であること
②自分の書いた部分と引用部分か明瞭に区別されていること
③引用する必要性かあること
④引用部分の出所(出典)を明記すること
⑤内容の改変をしないこと
 安易に引用の体裁だけを整えても、引用とはみなされない場合がありますので注意か必要です。(以上)

新聞の引用等が難しくなりました。その他、色々と著作権について示されています。文章を書く人は、必見の本です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする