仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

鼻の穴は、なぜ二つあるのか

2017年08月21日 | 日記
ラジオ放送で「子ども科学電話相談」が面白い。当たり前のことに疑問をもつ。子どもの特性かも知れません。眼が二つ付いているのは、二つの目の角度の違いによって距離と方向を知ることは良く知られています。耳も同じで、音が届く時間の違いによって、音が発生した方向を知ることが出来すのだそうです。

では鼻の穴は、なぜ二つあるのか。図書館で借りてきた『読んでなっとく 生物の疑問』(左巻健男監修)によると、鼻は、空気を吸うことと匂いを嗅ぐ二つの機能があります。陸で暮らす動物は、空気によって匂いが拡散されてしまうので、鼻の穴が二つあっても、その二つの鼻の穴によって、匂いがする方向を知ることはできません。ところが魚は、空気を吸う必要はないので鼻から空気を出し入れする必要はなりません。その魚にも鼻孔があり完全に臭覚のためのみの存在です。水中はにおいの分子が広がりにくいので、エサのありかや仲間・敵の存在を臭覚で知るのだそうです。つまり人間の鼻の穴は、なぜ二つあるかは、人間誕生以前の魚類のまでさかのぼるということです。
人間の鼻が、サルにくらべて孤高を保つ理由を『顔の話』(香原志勢著)に次のようにあります。サル類は、そのほとんどが熱帯もしくは亜熱帯の森林地帯に住んでいる。そこは、暖かいばかりか、湿度か高い。しかし、人間の祖先は、なんらかの理由により、森を捨て、開けた平原にとび出した。そこは乾燥している。吸気に適当な温度と湿度をあたえるために鼻腔が、その容積を大きくして、そのまま顔の中央を占拠することになったとのことです。
当たり前のことに疑問をもつ。これって面白い。
コメント
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