仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

白目の意味

2017年08月30日 | 日記
最近、仏さまの顔の話をしているので人間の顔についても興味が及びます。数日前、テレビで「耳たぶの役割」をクイズ形式で質問していました。音を集めるのと、熱を逃すとありました。

図書館で借りてきた『観察する目が変わる動物学入門』(ベレ出版)に、「ほとんどの動物は白目(強膜)をヒトのように外から見ることができません」とありました。「白目って人間だけなんだ」と思ったことです。次のようにあります。

よく観察してみると、ほとんどの動物は白目(強膜)をヒトのように外から見ることができません。白目と黒目がはっきり外から見えていると、視線がどこを向いているかが非常にわかりやすくなります。野生動物の場合、獲物となる動物に対しても、天敵となる動物に対しても、相手に気づかれずに動く必要があるため、自分の目の位置や見ているものを知られないほうが有利です。
実は霊長類でも白目が大きく出ているのはヒトだりです。どうして白目を見せるように進化したのでしようか。ヒトの祖先は二足歩行することで手の利用が高まりました。それと並行しで大脳が大きくなり、知性が発達したと考えられています。初期の人類は、ほかの霊長類と同じように群れで生活をし、狩りのときに高い知性を使い、役割分担や協力行動を示すようになりました。つまり、狩りのときに誰が何を見ているかという情報が重要になり、視線を用いたコミュニケーションが進化したことになります。いわゆるアイコンタクトによって合図や、視線の動きによって、相手が何を目的として、次に何をするのか、というのをわかるようになり、それに伴って集団で獲物を狩る能力が高まったのだと思われます。(以上)

白目にも意味があるんだと思ったことです。
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