『広がるミサンドリー: ポピュラーカルチャー、メディアにおける男性差別』(2016/8/29 ・ポール ナサンソン (著), キャサリン・K. ヤング (著), Paul Nathanson (原著), を借りてきました。
ミサンドリーとは、ウキペリアによると、「男性への嫌悪あるいは憎悪。男嫌い(おとこぎらい)・男性嫌悪(だんせいけんお)・男性憎悪(だんせいぞうお)などともいう。」とあります。本を借りてきたが、読んだのは前書きや、訳者のあとがきだけですが、確かにテレビドラマでも、犯罪や残酷なことをするのは男性で、ドラマを通して、男性のイメージが刷り込まれているようです
内容(「BOOK」データベースより)紹介に次のようにあります。
「男=邪悪、愚か」というイメージと男性への蔑視。これらがドラマや映画などによっていかに一般社会に刷り込まれつつあるか、そのことにいかに人々が無関心であるかをアメリカ・カナダの事例から検証。ミソジニー(女性嫌悪・女性蔑視)の対抗概念であるミサンドリー(男性嫌悪・男性蔑視)を告発し、ジェンダー論争におけるダブルスタンダードに疑義を投げかける。(以上)
訳者あとがきから拾ってみます。
ミサンドリーとは、ミソジニー(女性嫌悪・女性蔑視)の対概念を表しており、その意味するところは、男性嫌悪男性蔑視である。著者のポールーナサンソンとキャサリン・K・ヤングは、アメリカとカナダの事例を中心に、テレビドラマや映画などのいわゆるポピュラーカルチャーにおいて、現在、男性がいかにネガティブにステレオタイプ化されているかを丹念に検証していく。そして、女性のネガティブなステレオタイプ化は細かく政治的に批判され、公の場でなされることは規制されてきているのにも関わらず、男性のネガティブなステレオタイプ化は社会的、政治的、そして一部は法的にも無批判であるのが現実であり、フェミニズムが生み出しているのは男女平等ではなく、ダブルスタンダードとその結果としての男性蔑視だったのではないかと厳しく問いかけている。(以上)
日本のおけるミサンドリー作品として少年漫画「ワンピース」と宮綺駿の作品全般、手塚治虫であるという。
(「ワンピース」)この作品は、極めて強く男性嫌悪、女性中心的作品でありつつ、さらに非常に知名度が高く、そしてメディアで人気(誰に人気なのかはおいておくが)なため、総合点において必ず、触れておくべきだと思ったため、あげた。この作品は現在の日本社会の政治的(メディアジェンダーリテラシー含む)を非常に反映している。
二つ目の誰も批判しないが非常に持ち上げられ、そしてやはり男性差別的性質を含むのは宮綺駿の作品全般。つまりジブリ。ただし、宮崎駿が監督していないものはそのイデオロギーが入っていないパターンが多いため、(高畑勲や息子の宮崎吾朗監督作品)、ジブリというより宮綺駿個人の思想だろう。
三つ目はやはり誰も批判しない手塚治虫。この人物も批判されないが、大部分が男性差別、男性蔑視にあふれている。(以上)
ミサンドリーという視点があることに、興味を持ちました。
ミサンドリーとは、ウキペリアによると、「男性への嫌悪あるいは憎悪。男嫌い(おとこぎらい)・男性嫌悪(だんせいけんお)・男性憎悪(だんせいぞうお)などともいう。」とあります。本を借りてきたが、読んだのは前書きや、訳者のあとがきだけですが、確かにテレビドラマでも、犯罪や残酷なことをするのは男性で、ドラマを通して、男性のイメージが刷り込まれているようです
内容(「BOOK」データベースより)紹介に次のようにあります。
「男=邪悪、愚か」というイメージと男性への蔑視。これらがドラマや映画などによっていかに一般社会に刷り込まれつつあるか、そのことにいかに人々が無関心であるかをアメリカ・カナダの事例から検証。ミソジニー(女性嫌悪・女性蔑視)の対抗概念であるミサンドリー(男性嫌悪・男性蔑視)を告発し、ジェンダー論争におけるダブルスタンダードに疑義を投げかける。(以上)
訳者あとがきから拾ってみます。
ミサンドリーとは、ミソジニー(女性嫌悪・女性蔑視)の対概念を表しており、その意味するところは、男性嫌悪男性蔑視である。著者のポールーナサンソンとキャサリン・K・ヤングは、アメリカとカナダの事例を中心に、テレビドラマや映画などのいわゆるポピュラーカルチャーにおいて、現在、男性がいかにネガティブにステレオタイプ化されているかを丹念に検証していく。そして、女性のネガティブなステレオタイプ化は細かく政治的に批判され、公の場でなされることは規制されてきているのにも関わらず、男性のネガティブなステレオタイプ化は社会的、政治的、そして一部は法的にも無批判であるのが現実であり、フェミニズムが生み出しているのは男女平等ではなく、ダブルスタンダードとその結果としての男性蔑視だったのではないかと厳しく問いかけている。(以上)
日本のおけるミサンドリー作品として少年漫画「ワンピース」と宮綺駿の作品全般、手塚治虫であるという。
(「ワンピース」)この作品は、極めて強く男性嫌悪、女性中心的作品でありつつ、さらに非常に知名度が高く、そしてメディアで人気(誰に人気なのかはおいておくが)なため、総合点において必ず、触れておくべきだと思ったため、あげた。この作品は現在の日本社会の政治的(メディアジェンダーリテラシー含む)を非常に反映している。
二つ目の誰も批判しないが非常に持ち上げられ、そしてやはり男性差別的性質を含むのは宮綺駿の作品全般。つまりジブリ。ただし、宮崎駿が監督していないものはそのイデオロギーが入っていないパターンが多いため、(高畑勲や息子の宮崎吾朗監督作品)、ジブリというより宮綺駿個人の思想だろう。
三つ目はやはり誰も批判しない手塚治虫。この人物も批判されないが、大部分が男性差別、男性蔑視にあふれている。(以上)
ミサンドリーという視点があることに、興味を持ちました。
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