仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

言語の本質とは何か

2020年03月03日 | 浄土真宗とは?
町田健先生の言語学の続きです。『町田健のたのしい言語学』、これは言語学に興味のある人には楽しく読めるのでしょうが、あまり興味の無い私には、「たのしい」とは思えませんでした。でも絵を用いての説明は、興味のある方には、楽しいのかも知れません。

『日本語の正体』(2008/9/26・町田 健著)、これは言語の本質にせまろうとするご著書です。最初に「言語の本質とは何か」という章があり、コミュニケーションの媒体である言語について、いろいろと分析しています。

言語によって何が伝達されるのか。「太郎か花子を見た」見たという二人の間の関係性や、過去性が伝達される。「花子は教師だ」では、花子のもっている性質が伝わる。「雪は白い」は、雪というモノ全体が白いという集合を表している。「花子が今、会社にいるかも知れない」は事態の成立可能性がしまされている。などなど、言語のもっているはたらきについて説かれていました。言葉っていうものには、色々な要素があるのだなーと思ったことです。

「南無阿弥陀仏」によって何が伝達されるのか。「南無阿弥陀仏の本質とは何か」を整理すると良いと、読みながら思ったことです。
コメント
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