「盛り鉄女子」―電車内で厚化粧をする人だという。23日の毎日新聞夕刊に、「電車内化粧 論争再燃」という記事が掲載されていました。
その記事の中に新潟青陵大教授の碓井真史さん(社会心理学)が“「社会の個室化」進む”解説を寄せていました。
車内化粧について、新潟青陵大教授の碓井真史さん(社会心理学)は心理学的なアプローチを試みている。キーになるのは「社会の個室化」だ。「かつて公の場では『他人の目』を意識し、その場でのマナーが重んじられていました。でも今は『自分なりの理由』を作り、それを優先させて、個室にいるように行動する人が多くなっているのです」と分析する。
その上で「規範意識の変化」も関係していると説明する。「電車内での化粧はダメと考える人が減り、みんながするのならOKという人が増えている。こうした傾向は今後も進み、車内化粧への心理的ハードルはますます低くなるでしょう」と予測する。スマートフォンの普及によって公の場でもますますプライベート空間にいるような感覚に変わってきた、との指摘もある。ならば電車内のマナーは今後どうなっていくのだろう。
前出の犬山さんは「海外からもたらされる多様な価値観の影響なども受け、電車内の化粧も『多様性の一つ』と緩やかに受け止められる社会になるのでは。もうこの流れは止まらないと思います」。(以上)
現在、図書館に羞恥心の本を3冊リクエストしています。合わせてご紹介します。(つづく)
その記事の中に新潟青陵大教授の碓井真史さん(社会心理学)が“「社会の個室化」進む”解説を寄せていました。
車内化粧について、新潟青陵大教授の碓井真史さん(社会心理学)は心理学的なアプローチを試みている。キーになるのは「社会の個室化」だ。「かつて公の場では『他人の目』を意識し、その場でのマナーが重んじられていました。でも今は『自分なりの理由』を作り、それを優先させて、個室にいるように行動する人が多くなっているのです」と分析する。
その上で「規範意識の変化」も関係していると説明する。「電車内での化粧はダメと考える人が減り、みんながするのならOKという人が増えている。こうした傾向は今後も進み、車内化粧への心理的ハードルはますます低くなるでしょう」と予測する。スマートフォンの普及によって公の場でもますますプライベート空間にいるような感覚に変わってきた、との指摘もある。ならば電車内のマナーは今後どうなっていくのだろう。
前出の犬山さんは「海外からもたらされる多様な価値観の影響なども受け、電車内の化粧も『多様性の一つ』と緩やかに受け止められる社会になるのでは。もうこの流れは止まらないと思います」。(以上)
現在、図書館に羞恥心の本を3冊リクエストしています。合わせてご紹介します。(つづく)