仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

ドリアンの思いで

2010年07月23日 | 日記
東京大学付属小石川植物園(東京都文京区)で19年ぶりに開花した希少植物「ショクダイオオコンニャク」が話題となっている。ラジオで聴いていると開花したとき、その強い悪臭が70、クサヤと同じ、そして満開に近くなると臭いを測る計器が90、ドリアンと同じ臭さですと報道していた。

ラジオを聴きながら、ドリアンも臭かったなーと思いだしているところだったので、ドリアン臭いが懐かしく蘇ってきた。

築地本願寺に勤めている時、お世話になった輪番が有馬清雄という豪傑の師であった。山口の厚狭出身で、当時外務大臣であった安陪信太郎さんが、同じ郷里で本来浄土宗の檀家であったが、有馬輪番とのご縁で浄土真宗の門徒ということで、聞真会のお世話人をされておられた。

そして外務大臣であるから世界の要人の訪問がある。タイの方は、このドリアンを土産に持参される。最初はその匂いに腐っていると思ったそうだが、そのうち有馬輪番がドリアンが好きだとなり、定期的に別院にドリアンが届いた。
戦争で東南アジアに赴いていたおり、当地では果物の王様ドリアン、果物の女王マンゴスチンと讃えられて、良く口にしたとのことであった。

バターのような濃厚な果肉を口に入れると、臭いは気にならないフルーツでした。当時、有馬輪番の秘書をしていたので、赤坂で安陪ご夫妻に食事をご馳走になったこともあった。
懐かしい思い出が、臭いと共に思い出された。
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