昨日の続きを少しだけ。大病の中で、ありのままの自分を肯定してくれるやさしさを体験すると、ありのままの自分の弱さを受け入れる。それは苦しみが自我の危機(否定)をもたらすからです。特に死に直面して起こる苦しみは、最も大きく自我の危機(否定)をもたらし、その自我の危機が、回心の機縁となります。
自我の危機など体験したくはないものです。人に自分の手柄話を自慢して、おいしいものを食べる。それでいいのだと思う。その上に、自我の危機に至っても、自分が歩んで行ける道があるという安心は、自分の手柄話を自慢して、おいしいものを食べることにしがみつく必要のないゆとりを与えてくれるようです。
自我の危機など体験したくはないものです。人に自分の手柄話を自慢して、おいしいものを食べる。それでいいのだと思う。その上に、自我の危機に至っても、自分が歩んで行ける道があるという安心は、自分の手柄話を自慢して、おいしいものを食べることにしがみつく必要のないゆとりを与えてくれるようです。