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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

Emerald「This World ep Tour Final~ばんにねがいを」@新宿MARZ 12.12.1

2012-12-02 03:49:31 | ライブレポ










Emeraldのライブを観に新宿まで。










新宿って本当迷路みたいで嫌いです(笑)。行きと帰りで合計45分くらい迷った。
でも、ライブ自体は本当に素敵な音世界が広がっていて最高でした。
実はナカノヨウスケの歌声を生で聴くのは初めてだったんですが
危うく涙腺決壊しそうになった場面も幾つか・・・笑
あの方は非常に素敵な人でした。
とにかく、純粋に音楽を楽しむ為「だけ」の空間がそこには広がっていて、それがとにかく素晴らしかった
開演までの時間を使ってOpening Actを用意したり、空いた時間で弾き語りをしたり
本当に音楽が大好きで仕方ないんだなというのが伝わって来ました
おとぎ話の演奏の前に盛り上がりをわざわざ示唆したり
そういうね、
細かい気配りがとにかく好印象でまたこの方のイベントに来たいなあ、ってはっきり思いましたよ。
間違いなくこの夜も最高の一夜だった、と今振り返って実直に思えますね。

個人的には、Emeraldのレコ発ファイナルって肩書きに加えて
Chocolat&Akitoとおとぎ話が対バン・・・って時点で「確実」なのは確実だろうと
ちょっと日本語おかしいですが(笑 確信しながら観に行った公演でした。
そしたら、本当に皆さん最高の演奏と歌を披露してくれて
突き刺さって
改めてライブハウスって、そこで広がる世界っていいもんだな、と
そんな多幸感を味わいながら福音に浸り続けた3時間半でした。転換が早かったのもポイント高し。






●Chocolat&Akito
0.彼岸(片寄明人ソロ)
1.Fly
2.Kiss Me Black
3.防波堤
4.Don't loose your heart
5.扉
6.One

初見。
だったんですが、ショコラ&明人のライブが悪いわけねーじゃん。とも思ってたので
ある意味鉄板のコンビでした。音楽の良さはいわずもがな、MCも適度に笑いとテンポが良く(笑
奥さんのキャラも面白かったし、片寄さんの自然なツッコミも冴えてました。ただ、
流石に急に片寄さんの顔を「親指みたい」って形容したのは、
本人もちょっと怒ってましたけど(笑
でも、最後まで楽しそうでした。
どの曲も良かったんですけど、特に二人の重なるパートに緊張感が込められてた「扉」がベスト
そして、始まる前に弾き語っていた「彼岸」の熱唱が完全に胸に突き刺さりました。
本当に片寄さんの声っていつまで経ってもみずみずしいですよね。
衰え知らずというか。

MCで片寄さんが話していた事の一つに、PaperBagLunchboxっていうのは
GREAT3の「METAL LUNCHBOX」ってアルバムから付けたバンド名だ、ってのがあって
個人的に全く知らなかったので思わず驚いちゃいましたね
GREAT3のファンだという事は知っていたんですけど。
そう考えると、
本当にナカノさんにとってキーマンと呼べる人らばっかが集まったイベントだったんだなあ。
弾き語りスタイルとはいえ、余技と感じさせない本気度を受け取れた音楽愛溢れるパフォーマンスでした。
やっぱりいくつになっても片寄さんはカッコヨイ。



●おとぎ話
1.1981
2.新曲
3.ネオンBOYS
4.逆転
5.Superstar
6.WHITE SONG
7.新曲
8.永遠
9.世界を笑うな(新曲

今夜のおとぎ話は、楽しく賑やかなモード・・・というよりは
もっとシリアスで熱く演奏するモードだった気がします。来年のアルバムから新曲も演奏してましたけど
それらもポップというよりは、もっとタイトでグッと胸に沁みる楽曲が多かった気がする
徐々に徐々にボルテージが高まって爆発するような曲が多くて
いつも以上に印象に残る素晴らしいステージでした。
また一つ新しい段階に登ったような
ある種の決意すら感じられる、よりバンドマンとしての覚悟を感じられる男らしいライブ。
既存の曲ではレコ発の時以上に歌に感情が込められていた「1981」と
衝動的な衝撃を見せ付けた「Superstar」が絶品でした
勿論、「ネオンBOYS」の全く他意を感じさせない純真なプレイもまた最高に楽しく至福の時間でした。

後から考えると、お客さんに伝えるのは当然
それに加えてEmerald、ナカノヨウスケに捧げるような内容だった気もする
だから、全然違和感なくイベントのワンパートとして楽しめた感触はアリアリで
有馬さんのMCからもナカノさんに対する愛情が伝わってきたりもして、
非常に真摯な内容で素直に感動出来たなー、と。
おとぎ話のファンでもあるので、
新作のモードの一部も窺い知る事が出来て嬉しかったし、きたるべき新作が楽しみになりました。
そして、新曲の中でも最後に演奏した新曲はシンプルに激情が伝わって来て特に至高でした。
改めて、有馬和樹は歌が上手い。本音でそう思います。



●Emerald
1.Nostalgical Parade
2.メロディ
3.フラニーの像意
4.Brush!
5.Summer Youth
6.ふれたい光(仮)
7.This World
8.もういいよ
encore
9.光と言葉

一曲目から「ジャーン!」とエレキの爆音が鳴り響いて驚きました(笑
まだそこまで熟知している訳でもないので、思った以上に幅広い音楽性に驚きましたし
それによってこの先の音源やライブに触れるのも非常に楽しみになった公演でした
冗談抜きにナカノヨウスケってシンガーは本当にオーラがあって
どういう曲歌わせても存在感あるなあ・・・と
本来ならば、
もっとデカいステージで歌ってもいいんじゃないか?とか観ていて感じたりもしたんですが
しかしこのキャパ(200人くらいの小ハコ)で思いっきり飛んだり跳ねたり、声を震わせたり
そんな姿を間近で観れるのがちょっと贅沢な体験のようにも思えたり(笑
時にはラップっぽいテイストを混ぜた楽曲をこなしたり
ロックナンバーも艶やかに歌ったり、
かと思えば「ふれたい光」は良質のシティポップスの匂いを感じたりと
どんな曲でも歌いこなせるその器量は大したものだなあ、と
歌は超絶的に上手いし
9曲だけでも十分ポテンシャルを感じられる素晴らしいパフォーマンスでしたねえ。
バンド全体を含めても安定感とキレがあって常に最高状態でした。
お客さんの盛り上がりや本人たちの楽しそうな姿含めて
本当に至高の公演に仕上がっていたかな、と
お世辞や誇張抜きで個人的にはそういう評価ですね。クオリティはトップレベルのツアーファイナルでした。
出来れば、もう一度観たいなあ(笑)。

「フラニーと像意」ではもう少しで泣くところでした。
あの心の中の絶望や寂しさに直で触れてくるような歌声の威力はヤバい・・・。
「This World」も音源以上の仕上がりで真っ直ぐに楽曲観に浸れるような出来になってました。
確かに時間的には長いんですけど、体感時間は短いんですよね。
要は熱中してる間に終わってしまう。
それが凄いな、と。

あとは、まだ音源化されてない曲の中では「Summer Youth」が特にお気に入りですね
「大人になるというのは忘れていくこと~」的な歌詞が兎に角沁みました。
また、絶対この人らのライブに行きたい!って思います。









ちなみにOpening ActのDJのiserobinさんもゲーム音楽を駆使したアッパーな音楽性で適度に楽しめて、
その後ナカノさんが「コート」という曲を弾きがたったんですが
その曲がまたメロディの抜けが良くて最高でした
本当に最初から最後まで楽しかったなあ・・・。
素敵なイベントに、心からの感謝を。

物販でナカノヨウスケのソロ音源を買い込んで帰ったので、それを聴くのもまた楽しみです!





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