超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

曽我部恵一BAND「曽我部恵一BAND」全曲レビューその8「誕生」

2013-09-28 21:32:12 | 音楽(全曲レビュー)


















8.誕生
















先に申し上げますと、実はこの曲は次の曲と統合させるかどうか迷ったのです
こういう全曲レビューシリーズでは多分初のインタールード・ソングなので(笑
まあ、繋ぎの為の短いインストですね。

でも「誕生」というタイトルに相応しい正に今何かが誕生している、と言った印象の
その瞬間を想起させるピアノの音色を基盤とした美しくも懐かしい音像はパッと聴いても悪くはないです
勿論単体で聴ける、などと記述するつもりはありませんが単純にワンフレーズとして秀逸な一曲ですね

加えて、何故ここで超短いインストを挟んだかといいますと
恐らくこのアルバムがレコード的な構成だからだと思います
1時間オーバーの時間と15曲と言う曲数、そして「月夜のメロディ」でしんみりと終わり
この曲で一度リセットして、再び疾走感のある「サマーフェスティバル」でまた次のフェーズへと移行する
そう考えると区切りを付ける楽曲としてこの曲はある種必然性も含んでいるのかな、って
今曲に関して思案している内にそう思えたので単体で書くことに決めました
約70分という長尺のアルバムなのにダレないのは、
単純に楽曲のクオリティが高いのと同時にこういうしっかりとした演出のお陰でもあるのかなと
だからこの曲も含めて「曽我部恵一BAND」は傑作なんだと個人的には感じています。








次からは、また折り返しです。






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